「酒米プロジェクト2018」~3年目総括~
「機能性液肥サカタGB」(グリシンベタイン)を使用、酒米づくりにおいて米の心白胚部の増大とタンパク質割合の減少、同時に酒米の増収を図るプロジェクトです。
◆プロジェクトメンバー
(株)サカタのタネ、日本甜菜製糖(株)、東北大学大学院農学研究科、(有)兵藤種苗商事、金の井酒造(株)
◼️2018年度の対象作物
酒米用ブロック 5ヶ所
*山田錦、*美山錦、*蔵の華、*ひとめぼれ
一般米ブロック 7ヶ所
飼料米ブロック 2ヶ所
◼️総括
今年度および昨年までの結果をふまえると、「ササニシキ」および「山田錦」共に幼穂形成期前の6月中旬から幼穂分化期の7月中旬にかけて気温が比較的低い年には、育苗期および田植え時の「サカタ液肥GB」施用により活着が良く、田植え後の苗の活着およびその後の生育が促進された。幼穂分化期まで気温が高い年には、液肥施用による出穂の効果は認められなかった。
育苗期の高温による苗の徒長などがみられた年には、液肥施用効果は顕著であった。したがって、苗の活着が収量に顕著に影響する早生稲品種栽培、苗の活着が天候により左右される比較的寒冷な地域での稲栽培、苗の根張り等が田植え後の活着を左右する幼苗移植栽培などに有効であると考察された。
『東北大学での施用試験報告書より抜粋』
平成31年4月30日 合同会議にて
◼️調査書
◼️生産者との検討会
◼️酒米プロジェクトのお酒
【銘柄 綿屋】綿屋倶楽部 ひとめぼれ
【銘柄 綿屋】川口納豆 美山錦
【銘柄 綿屋】佐藤農場 山田錦
【銘柄 綿屋】綿屋 蔵の華
寒冷地という不利な条件の地ではありますが、酒米の生産拡大、地産地消と他産他消に向けて動き出しています。