鼻緒匠 はな壱 ~鼻緒職人の世界~

全国的に鼻緒を作る職人の数は減少の一途を辿っています。鼻緒職人の仕事内容や鼻緒についてなどをブログに載せていきます。

真田紐 三越本天 太目福林鼻緒

2016年01月19日 15時54分36秒 | 日記
真田紐(さなだひも)を使った鼻緒のご紹介です。



真田紐の起源は諸説あるようですが、一般的には、戦国武将の真田家が全国に広めたとされています。平たく織られた紐で、とても丈夫に作られています。その紐を鼻緒に使いました。



真田紐の柄は数種類あります。その中でも紐の中央に一本線の入ったデザインは、鼻緒に一番向いていると思います。シンプルなデザインですが、飽きのこない粋な鼻緒です。



鼻緒の形は福林です。裏生地と前坪には三越本天を使用しました。少し太目に仕立ててあるので履き心地はとても良いです!シンプルな形状で淡い色合いの台に合わせたい鼻緒ですね。


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草履の購入は挿げ師のいる専門店で!!

2016年01月15日 22時30分59秒 | コスメ・ファッション
いきなり質問です!皆さんはどこで草履を購入しますか?

和装履物専門店・呉服店・百貨店・セレクトショップ等々でしょうか。近年ではネット通販もありますよね。

皆さんご承知の通り、草履のサイズは主にS・M・L・LLの4サイズです。それ以外のサイズは特別注文により購入可能な場合が多いです。靴の場合は0.5cm刻みで作られていることが多いので、大概の人は自分に合うサイズがありますよね。しかし草履は上記の4サイズが主のため、自分の足にピッタリ合うようにするには鼻緒の調整が不可欠です。きつめに履きたい方、ゆるめに履きたい方、履かれる方の好みは色々です。

以上の理由から弊社では和装履物専門店での購入をお勧めしています!和装履物専門店には鼻緒の調整が出来る通称「挿げ(すげ)師」という専門家がいます。その方に微調整してもらえば、履き心地の良い草履が必ず手に入るはずです。



近年は、お客様自身が草履の台と鼻緒を選ぶ、お誂え草履が人気です。ご覧のように和装履物専門店には数多くの鼻緒があります。また、今の台は幅や高さを選べるものも多々あり、台の形状もかなり豊富です。そんな中でお客様が好みの鼻緒と台を選びます。選ぶのに色々と悩むと思いますが、またそれも楽しいですよね♪きっとお気に入りの一足に出会えるはずです。お客様が選んだ鼻緒と台を挿げ師が目の前で草履に仕上げてくれる場合もあるので、手際の良い仕事振りを見るのも楽しいかもしれませんよ。
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