今日のマコなり社長のインサイドストーリーズから
・仕事が細分化されていくときは、クオリティが落ちないようにしなければならない。そこで必要になるのは「仕組み化」「マニュアル作り」「教育」である。
・いちばん強力なのは、仕組み化である。会社に入った人を優秀にするのは非常に難しい。簡単にひとりの人間を変えることはできない。たとえば、うっかりミスが多い社員をうっかりミスしない人間に変えることはほぼ不可能。どんな大企業でも無理である。ただどんなにうっかりミスをやらかしてしまう人でも、ミスが起き得ない仕組みを作ることはできる。さまざまな試行錯誤を重ねて、このようにすればうまくいくというのが決まっていく。この仕組みを作っていくことにこそ、最も価値がある。
・次に大事なのがマニュアル。どんなに仕組みとマニュアルをしっかり作っても、最後は教育が必要な場面がある。だからこそ「仕組み化」「マニュアル作成」「教育」の3つ全てが大事。この3つを作っていくことが、その人の市場価値を高くする。その仕組みを作るためには試行錯誤が必要である。そもそも、やる前から想定できていなければパニックになることも多い。それはなにが起きるか分からない中で、誰も足を踏み入れたことのない魔界に足を踏み入れていくような仕事の仕方である。少し油断すれば命を落としたり大怪我をしたりして、取り返しのつかないことになってしまう。特に今の時代において、この魔界大冒険を経験することでしか市場価値は上がらない。「市場価値を上げる=魔界大冒険をすること」である。
・魔界大冒険をせずに市場価値を上げた人はいない。リスクを取らなければ市場価値はあがらない。
・開拓された魔界において、トライ&エラーは許されない。すでに開拓されているので、どのようにすれば安全でいられるかがすでに分かっている。それをいかに忠実に自分の部下にやらせるのかが、中間管理職の仕事である。
・大きな会社には挑戦できる環境はほとんどない。なぜなら、優秀ではない人でも活躍できる仕組みを作ることによって成功してきたからである。
・本当に価値のあるミスとは、誰も答えを出していない問題に対して答えを導き出す過程で起きる。それが自分の頭で考えるということであり、自分だけの付加価値を世の中に発揮するということである。
・先人の知恵をフル活用する前提で、どれだけ自分の頭で考えて、誰も正解が分からない仕事をやっていくかが大事。
・本質的な市場価値を上げたいのであれば、魔界に行くことが重要である。
・「魔界に行くのか、行かないのか」「答えのある仕事をするのか、しないのか」に人生の優劣はない。ただ、どのような道や選択肢があるのかを理解したうえで決めることが、納得して後悔のない豊かな人生をつくる。