われわれが直面しているのは、自由放任への復帰ではない。
それぞれの機関がそれぞれ得意とするものに従事するという有機的な多様性への道である。
政府は社会的な目的を、いかにしてそれらの機関にとって魅力あるものにするかを考えなければならない。
言い換えると、それぞれの楽器が得意とするものを活かす作曲家、あるいは指揮者とならなければならない。
そのときわれわれは、フレンチ・ホルン、バイオリン、フルートの特性を最もよく引き出した作曲家や指揮者を称賛するように、多元社会における自立的な機関の能力を最もよく引き出した政府を称賛することになる。
:ピーター・F・ドラッカー 「断絶の時代」より
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