商業社会は、人間の富への関心を増大させなかった。
人間の本質を変えなかった。
実際、いかなる社会といえども人間の本質を変えることはできない。
人間は、常にほかの領域でもそうであるように、経済の領域では経済的な成功を目指して努力する。
たとえ社会的理想像としての「経済人」の時代が終わったとしても、経済の領域では経済的なものを求める。
銀行家、あるいはそれに代わるべき信用仲介業者は、相も変わらず利益や報酬を得ようとして仕事をする。
健康のために仕事をすることにはならない。
:「産業人の未来」
結局人間は千差万別であり、それぞれがそれぞれの世界でトップを目指そうとする生物ということ?
そして、目指すべき世界が見つからない場合に、とりあえず経済に意識が行く。
自分の目指すべきトップが見つかれば、あまり経済は気にならなくなり、必要な経済は得られる。
多様性の時代になり、トップになれる可能性は増大している。
また、目指すべきトップを見つけるのに、ロールモデルの影響が大きい。
ロールモデルの存在は目指す者を成長させる。
成果をあげるために行動するというのが人間の本質ならば、そこにはマネジメントが必ず求められる。