今日のマコなり社長のインサイドストーリーズから
・「意識します」「考えます」「頑張ります」の3つの言葉は言わない方がいい。この3つの言葉は結構言いがちで、無意識に自分を傷つけてしまう。職場で言えば、仕事のパフォーマンスが下がってしまう。
1.意識します
・意識なんかで課題解決はできない。
・無意識にできるようになるには習熟するか、仕組み化するかのどちらかである。習熟とは、何度も指摘されてドキッとしたり「やばい」と思うような恐怖体験をしたりして体で覚えていくことである。呼吸するようにできるようになることが習熟である。
・スポーツは全て習熟によって成り立っている。囲碁や将棋、楽器も同じである。いかに意識から無意識に変えていくのかにかかっている。習熟とは「集中してなにかを考えながらする」ということをしなくても、それができている状態にすることである。どんなに優秀な人でも、習熟が必要な仕事においては何度も何度も指摘され続けて身につけるしかない。
・「○○の意識が足りませんでした」という一言で終わらせてしまうと「次から意識すればできるんだ」という間違った考えを自分に植えつけてしまう。「次から意識すればできるんだ」と思っても、できるようにはならない。
・意識するだけでは、なにも変わらない。「意識します」「気をつけます」などは言わなくて良い。チェック項目を作り、それをしたかどうかをチェックする。ミスが起き得ない仕組みを瞬時に考えて実行する力が重要である。ひとつは習熟で、もうひとつはミスが起き得ないやり方を構築することを瞬時に考えて、実行することである。
2.考えます
・「考えます」と答えるだけでは保留するだけで、なにもやらない。「○時までに考えて提出します」と言うと良い。
・自分がどのようにすれば良いか分からないことを隠したりするために「一旦考えます」と言う人が多い。それは逃げである。どのようにすれば良いかが分からないのに持ち帰っても、ただただ時間が過ぎるだけで誰も幸せにならない。「このような方向性で考えます。○時までに提出します」と言おう。
3.頑張ります
・抽象的だから言っても意味がない。
・「意識します」「考えます」「頑張ります」は全て抽象的で、なにをすれば良いかが分からない。
・「頑張ります」ではなく、いつまでになにをやるのかを述べる必要がある。これは「考えます」と同じである。
・「転職活動頑張れよ」と言うよりも「転職が決まったら報告してよ」のほうが相手にプレッシャーがかかるので良い。「頑張れよ」だと、次の日になにも覚えていない。「報告してね」という一言のほうが、その人の人生を輝かせることができる。
抽象的な言葉で逃げたり、それっぽい言葉で場を収めたりしてはいけない。
抽象的な「意識します」「考えます」「頑張ります」は今日から禁句にしよう!