情報型組織が必要とするのは、現場管理者からトップにいたる自己規律と責任である。
かつての組織は権限に基礎をおいていた。
これからの情報型組織は責任に基礎をおく。
情報の流れは、下から上へ向った後、再び下に向って循環する。
情報型組織は、組織内の個人および部門が、自らの目標、優先順位、他との関係、コミュニケーションに責任をもつときにのみ有効に機能する。
そうしてはじめて迅速な意思決定と対応が可能となる。
情報型組織の利点は、組織内に相互理解と共通の価値観、なかんずく相互信頼があって現実のものとなる。
演奏者の一人ひとりが楽譜をもつためには、共通の言葉、共通の核がなければならない。
情報型組織の場合、資本が唯一の核であるような多角化は、バベルの塔のように崩壊する。
:「マネジメント・フロンティア」より
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