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茨城より発信します 笠間、製陶ふくだの巨大花瓶 震災は厳しかった

2011-08-23 07:00:00 | 茨城紹介

2年前のことですが北関東自動車道で笠間へ行きました。

友部のPAで徳利みたいな巨大な陶器を発見!

さっそく笠間の観光案内所で尋ねました。

“ 製陶ふくだ ”

庭に度肝を抜くような 巨大花瓶が4本も立っていました。

“ 親方 ”と呼ばれていた福田さんが窯場を案内してくれました。




不思議に思ったのは巨大花瓶が座台の上に立っています。




(問い)倒れませんか?

(答え)花瓶には底がありません。

    中に頑丈な心棒で固定しています。

“ 福田の親方 ”

どうして作っているのか現場を案内されました。

大きな粘土のドーナツを竈の中で重ねていきます。


大きな円錐の竈です。





少し固まったところで次の粘土のドーナツを繰り返し重ねます。




追加のタイミングは技術、経験と勘、根気が大切でしょう。

型が出来上がって模様を付け上薬をして火入れをします。

パンフレットによると No. 7 体造っています。

重さは 2.5トン ~ 6,5トン

高さは 5.5 m ~ 11 m

直径  約 2 m

余りの大きさに呆然として上を眺めました。

庭に4体が立っていました。





一体はペルー共和国へ寄贈しています。

一体は茨城県に寄贈、国道355号に立っていました。。

登り窯




今度の震災で巨大花瓶は倒壊し登り窯も壊れました。








ここで写した写真をCDにコピーして親方に送りました。

記念になると大変喜んで貰いました。


招き猫






もう破壊した窯の後片付けは終わったようで9月頃再建にかかるようです。

親方、焦ってはだめです。

着実な復旧をお祈りしています !