モルト部屋呑みテイスティング

部屋呑みのためのリーズナブルなモルトウイスキーを壊れた味覚と貧相な表現でテイスティングします。

クライヌリッシュ 19年 51.7% ウイスキーエクスチェンジ

2015-12-23 13:34:57 | モルト我流テイスティング
水木金と業界規格会議に出席
国際規格なので全部英語
しかし書いてあることの意味を理解せずに棒読みされると、聞いてて何言ってんだかわかんない
何となくネイティブの気持ちが解った気がした
去年は新規格があったため議論が白熱したが今年はシャンシャンと進行して早く帰れた
八重洲のハセガワで何か買えるほど時間に余裕はなかったけど

会議の合間を見て予約していたセミナーを受講したが、シビれたね
特にAIが数学の文章問題を実際に解析して解いているところなんか鳥肌が立った
すでにセンター試験で偏差値が56あるらしく、普通の国立大学なら合格できるレベルまでに完成してる
やはり乗り遅れないようにこっちに注力すべきだと再認識した
ベンチャーとも接触できたし企画書書いてみるかなぁ~

この先20年で仕事の8割がAIに置き換わろうとしているのに、世間が何の準備もしていないことに不安を感じている、的なことをビルゲイツは言っていたが、おいらを含めまさにその通りだ
産業革命のような革命がホワイトカラーに来るのだそうだ
最初に置き換えが簡単な仕事は銀行業務らしい
霞ヶ関で10人がかりでやっている仕事も3人くらいで済むそうになる可能性も大きいらしい
ま、公務員ができるような単調な仕事の多くに、人を張り付かせる必要はなくなるんだろう
自公政権に戻って聞かれなくなった公務員改革がAI面から解決される日も近いか

クライヌリッシュ 19年 51.7% ウイスキーエクスチェンジ



フローラルで軽やかで正当なクライヌリッシュの香り
一口含むと瞬間ピリッとした後に深く複雑な麦の味が広がる
ややオイリーで、スモークチーズのような澱が舌に絡まる
複雑なままフィニッシュが驚くほど長い
良質のクライヌリッシュを濃縮した味
少し高かったけど、近ごろの同じ価格帯のシグナトリーに比べると何でこんなに違うかなー、と思ってしまう

シンク下のモルトも減ってきたからまた少し仕入れるか



ストラスアイラ 1979/2007 55.7% シグナトリー

2015-12-13 11:38:14 | モルト我流テイスティング
引き続き毎週の伊勢業務が続いたが、年内はもうないか
先々週はビッグサイトでIndustry4.0とIoTの情報収集出張だった
国内メーカはこれを流行語のように使っていて内実は既存の仕組みの延長線上にしかなく思った通りの頭の固さ
外資、特にドイツ系は提唱元でもありかなり柔軟で、なので掴みどころが今ひとつ
分科会に顔を出してキャッチアップと勉強が必要だな

日帰り出張だったが金曜日だったので東京のいつものホテルで一泊した
目的は言うまでもなくモルト
有楽町のモルトバーで長熟を中心に6杯ほど頂いて大満足
BBRのオーヘントッシャンが思いのほか美味しかった
最近酒屋でいくつかのボトラーズから近い年代のオーヘントッシャンが出てきてて気になっていたので、参考になった
このレベルなら買ってもいいな
皆さんもそうであるように、おいらもモルトの名前を省略して呼ぶことが多い
リベット、バンク、キャパ(スキャパではない)、ゴイン、バランなどなど
決して通気取りなどではなく呼び慣れているからなのだが、この日はバーテンダーと隣のお客がオーヘントッシャンをオーヘンと呼んでいた
オーヘンの響きが横柄に似ていて、うーん、この呼び方はないだろうよ…

そういえば、帰国の時の機内で久しぶりに「セントオブウーマン」を見た
大好きな映画で、ガブリエル アンウォーとアルパチーノのタンゴのシーンがすっごくいいんだよね
映画の中でアルパチーノがジャックダニエルのことをジョンと呼んでいた
長い付き合いだからそう呼んでいいんだ、と
カッコいいね
おいらもマッサンって呼ぼうかな、竹鶴のことを
付き合い短いからダメかな

大好きな東京湾側の部屋で、目が覚めたら朝焼けが綺麗だった



ストラスアイラ 1979/2007 55.7% シグナトリー



アタックは刺すようなトゲトゲしさ
これが強すぎて味が感じられない
バランスが猛烈に悪い
長熟であればこの後に何か少なくとも蒸留所の特徴が来るはずだが、なーんも来ん
何じゃこりゃ?
辛いばっかりでノートしようがない
仕方なく、少し加水してみた
嗅覚がバカになってしまったせいかもしれんが、香りの広がりなし
甘くなったりする事もなく、すーーーっごく残念なやつ
ラベル貼り間違えたんじゃないと、シグナトリーに問合せてみよう

上記が開栓直後のノート
気が引けたのでブログにアップせず、2ヶ月置いて昨晩のノートが下記

バニラ系の甘い香り
アタックはやはり辛さ先行だがトゲトゲが、トゲくらいになっている
クッと飲むと辛さが前面に出てしまうが、ゆっくり舌の上で転がすと印象がかなり違う
濃厚な甘みとややナッツか
サラッとしているが、ゆっくり嚥下するとフィニッシュが長くなる
口に含んだ後の取り扱いで結構変わるやつ
それでも低CP