モルト部屋呑みテイスティング

部屋呑みのためのリーズナブルなモルトウイスキーを壊れた味覚と貧相な表現でテイスティングします。

オーヘントッシャン 16年 53.5% キングスバリー

2016-01-10 12:29:00 | モルト我流テイスティング
今年も引き続きうちの業界は忙しく、案件は盛りだくさん
ちょこちょこ渡米しながら中国出張も増えそう
開発関係でドイツも一回くらいは行くことになるのかな

一昨年の今頃はよく上海北京に出張していて、うまい空気と食べ物とフレンドリーな中国人たちに辟易としていたが、現地経済が下向きになったおかげで、それ以降は行かずに済んでいた
今回は内陸になりそうでさらに別の面でとても不安

まぁー共産党がうちの業界にまたぞろ注力すると言いだしているから無視するわけにもいかないのだろう
しかしおおよそ狼少年になりつつある感は強く、経営者たちはおくびにも出さないが切り離す用意はしていることと信じている

ということで昨日は近くの酒屋へモルトを仕入れに行った
バーに座って何をオーダしようかバックバーを眺め始める瞬間と酒屋に入ってボトルを物色する瞬間が大好き
この段階ではモルトに裏切られることがないからね

今回はサマローリのラフロイグとブラッカダーのティーニニックとで、だいぶ迷ったが年末東京で飲んだオーヘントッシャンの印象が良かったので泣く泣くスルーした
結局下記と定番のGMのスキャパを購入
お金が無尽蔵に湧いて出る財布があればいいのに…

オーヘントッシャン 16年 53.5% キングスバリー



揮発するモワモワに乗って麦の甘い香り

アタックはオイリーってほどではないがクリーミーでやはり麦の甘さが際立つ
その後に、ふるーちーな甘味に変化
鼻から抜ける香りはカマンベールチーズの白カビ臭
やや度数が高く味が濃いためフィニッシュは長い
旨いが特筆するどの奇抜さはなくcpはそれほど高くない

ちなみにつまみは酢牡蠣と米国で買ったティラムックのチェダーチーズ




レジェンダリー 26年 48.4% ブラッカダー

2016-01-03 12:36:13 | モルト我流テイスティング
あけましておめでとうございます
今年も美味しいモルトが 飲めますように

今年は正月は9連休+1有給
いつものように大分で一泊して北九州に帰省した

大分の晩ご飯は吉田類っぽくひとり居酒屋で関アジ、関サバ、それと今年は関ブリなるものを頂いた
関サバはいつ食ってもうまく好物だが、関ブリは初めてでちょっと微妙
脂が乗ってうまい時期なのに佐賀関の激流に鍛えられマッチョになったせいかゴリゴリしている
大分のひとはこの食感が好きなのだけど、県外のブリ好きにはどうかなぁ?
蒲江の牡蠣が食えるかと期待していたがなぜかまた仙鳳趾の牡蠣
粒が大きいのが特徴な牡蠣だが身が痩せていてイマイチ
お酒は写楽、ちえびじん、獺祭をいただき美味しかった
ちえびじんは大分のお酒でトロッと甘く、魚には絶対に合わないがデザートワイン(甘味酒?)的な感じで食後にはいいかな

たらふく魚を食っていつものバーへ
近況報告など行い、その晩も色々頂いた
このうち一本をその場でノートした

レジェンダリー 26年 48.4% ブラッカダー
バルベニーのボトラーズ版で蒸留所名が使えないのでこの名前
また、そのまま樽の中身も売れないらしく1%だけ何かバッティングしているらしい(名前失念)



ハチミツかなったと思ったのは瞬間で有機溶剤のような香りと酢イカのような酸っぱい系の香り
オフィシャルのそれにもこの傾向は微妙にあるがここまで強調されていない
アタックは酸味が強く、やや渋い
その後に麦ベースの香りが広がりここでオフィシャルのバルベニーにつながる感じがする
されども甘味はなく複雑系
フィニッシュは少しピーティさが残りここで甘味か?
常連さんに勧められ置いたらしい
キワモノの部類か、でもこれがヒットする感性のその方とは話が合いそう

帰省してからは友達と飲んだ義俠がうまかった
愛知のお酒らしいので、豊橋の小料理屋にあるか聞いてみよう
伯父からは正月用に一本義という福井の酒をいただいたが、伯父には珍しくハズレ
妹夫妻が持ってきた越の誉 もいまいち
もっぱら近所の酒屋で買った田酒を飲んでいた

飲んだくれの正月だったな