伊方原発の廃炉のために

2006年から「伊方原発のプルサーマル問題」として続けてきましたが、伊方原発の廃炉のために、に15年に改名しました。

8/12〆切:政府のエネルギー/原発パブコメ3択の意味

2012-07-20 08:06:59 | ん!ピークオイル時代を語ろう

 (eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)のエネルギー選択肢に関するガイドブック全体はこちら。 http://www.slideshare.net/hkano/4-13636056

 もう、このページの真ん中のグラフをみていただければ一目瞭然かと思います。ぜひとも一人でも多くの人に2030年の原発ゼロシナリオを選んで国にメッセージを送って貰いたいと思います。

 2030年時点での原発のシェアを3択で選ぶよう、パブリックコメントが求められています。Bau(在来シナリオ)の想定(40年廃炉、新増設なし)でさえも、2030年に原発15%は維持できないわけですから、政府の3案の内の2案(15%と20-25%)は、積極的な原発推進の提案なわけです。

 原発推進の15%提案とは、つまり新増設を含み、核燃料サイクルも維持する、という趣旨の推進と言えます。25%案はダミーですね。

(関連で、Bauとは何か、というこのようなグラフを作っていました。新しいBau(成り行きシナリオ)-減原発のあれこれ ご覧ください。)

 

0%シナリオは本来もっと早い廃炉提案を独立させるべき。

 Bauの想定に加えて、現在進み始めている活断層等の安全性見直しで何機かの原発が廃炉=運転終了となる場合が、2030年になっての0%全廃シナリオに当てはまるものでしょう。つまりこの2030年になってようやく0%となるというシナリオを新たなセンターのシナリオとして、それ以前の廃炉(即時廃炉を含む)か、原発推進の15%提案かを選ばせるのが、まともな政府提案のあり方だったでしょう。

 勿論、パブコメで選ぶのは、2030年時点のみのシナリオですので、2030年0%を選んで、その中で、即時廃炉で2030年まで廃炉を維持と書く以外は、3択以外の答えとみなされて勘定からはずされる危険性があります。 (脱原発を求める、という答えがあれば、3択以外だとみなすかも、という官僚の答弁があるそうです)

 

パブコメは有効か?

 パブコメの制度でなにかがひっくり返った例はない、こんなコメント書いたって無視されるだろう、有効かどうかわかんねーなどなどという声もあるでしょうが、分かっていることは、

書かなければカウントされないこと。投票しないでおいて政治家に文句を言ってるのと同じです。選択肢がないと?今回のパブコメの3択には、政治家の顔ぶれよりもまともな選択肢があると言えるでしょう。

インターネットからの直接入力はこちら。https://form.cao.go.jp/aec/opinion-0027.html

 


 

その他の関連リンク紹介

 パブコメで未来を変えよう http://publiccomment.wordpress.com/

やらせ?原発意見聴取&脱原発集会_報道ステーション

20120716http://www.youtube.com/watch?v=_7AYCqYcAEU

【注意!】エネ環会議・意見聴取会の陰謀 原発比率「15%」は「全量再処理・高速増殖炉推進」の可能性

「現実的な代替案」”(2030年になってから)0%をとっても、国家戦略室自体の考えとして50%くらいの確率でもう一度事故が起こるわけです。””この意見募集の問題は、福島で起きたような事故がかなり高い確率でもう一度起こるような選択肢しか事前に提供していないことだと私は思います。”  http://t.co/wsAyC6R0  !

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