Aitendoのモバイルバッテリーキット [K-6C2U4D1L-NS] を買って来ました。
これは18650リチウム電池が並列で6本入るようになっています。そのほか2本のものや4本のものもありましたが、12Vのバッテリーパックに作り変えるために、6本入るものにしました。
改造の前にちょっと測定しました。
電池ケースのマイナス側は一続きのスチールバネになっているので、一番端の電池の部分から基板にハンダ付けされていたところまでの抵抗を測ってみました。4回測って最大400mΩ、最少370mΩでした。
仮に0.4Ωとした場合、0.5Aの電流が流れても0.2Vの電圧低下が起こります。1Aだと、0.4Vになります。
リチウムイオン電池の充電直後は4.1程度ですが、1A流れだすとその時点で、3.7Vということになります。
並列接続の場合に電圧は平均化されますが、基板に一番遠い電池の電圧が全体の足を引っ張ることになりそうです。
これに電池の接触抵抗が加わるので、結構な値になると考えられます。電池をスポット溶接でつながないと電池容量をフルに活用するのは難しそうです。
出力はUSB2個、充電用入力とおぼしきミニUSBコネクタが1つあります。
中の基板はこのとおりです。表と裏です。
次は電圧変換基板の能力を測ってみます。
B+とB-に4Vを加えて、USB端子で出力電流を測ります。
結果は、出力電圧は5.1Vでしたが、電流を250mAまで流すとシャットダウンしてしまいます。
このままではUSBバッテリーとしては全く使用不能です。悪名高かったDAISOのUSBチャージャーのほうが電圧は下がるものの、400mAくらいは流せたので、それ以下という残念な結果となりました。
ケースとコネクタ代と考えれば妥当な値段かと思います。載せられているICは全く型番が読めません。ただ、基板の裏についている4個のLEDはB+とB-の電圧で点灯する個数が変わってきます。
電圧低下や充電状態のバロメータにはなりそうです。
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