ねこやまいけふくろう

日々の暮らしで、気になったこと

トナー転写用紙、画彩が廃盤①

2021-08-02 20:30:00 | DIY

富士フィルムの画彩(かっさい)マット仕上げ、通称「ぶどう用紙」が廃盤になってしまいどこにも売っていません。


基板のエッチングは、感光硬化フィルム、いわゆるフォトレジストフィルムを使っているので困りませんが、トナー転写が必要なときにこの「ぶどう用紙」がないと困ったことになります。「ぶどう用紙」は手持ちが50枚位あり当分は大丈夫ですが、大量にトナー転写をする予定もあり、代わりに使えるものはないかと探してみました。

アマゾンで「ぶどう用紙」の後継は「インクジェットプリンター用紙、スーパーファイン仕上げ マット 厚手 SFA4200」らしい。


「ぶどう用紙」はお手軽マットタイプ、ファイングレードで型番がSA4100で、後継に比べると少し薄く、ペラペラしています。
SFA4200を購入して使ってみました。
印刷は今までと同じLBP3000で黒ベタ、過熱圧着は、アイリスオーヤマのLTE42Aでいままでと同じに温度を強にして5回通します。紙が厚いので、30分位水につけておきます。
端から剥がすと、きれいに剥がれます。一部トナーが持っていかれたが、タッチペンで修正の範囲内。


いままでの「ぶどう用紙」にくらべると圧倒的に紙離れがよい。そのかわり強引に剥がすとトナーを持っていかれるようです。
写真はスーッと剥がした直後の様子。ほとんど繊維が残っていません。水で濡れているのでよくわからないが、糊が残っているようだ。
乾かしてみると、トナーの上に糊が白く残っており、トナーのないところは一部ほんの少し糊が残っている。


エッチングする銅箔の部分に糊が残って白くなっているところを、使い古しの歯ブラシに水をつけて軽くこすって、乾かした結果がこの写真。きれいに取れています。


高周波基板以外は回路インピーダンスを気にしなくてよいので、エッチング液の廃棄を減らすために、配線したあとランド方式に書き換えて一面ベタ回路にしてるので、細いパターンがどうなるかは、今回のテストではわかりません。
「ぶどう用紙」では0.3mmの線の引き回しまでは特にトラブルなくできていたので、SFA4200でもできるかは、つぎのテストになります。
ちなみに基板のランドの仕切り間隔は0.5mmの溝です。

エッチングでは特にトナー剥がれなどの問題もなく、きれいにできました。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿