明けましておめでとうございます。
除夜の鐘
大晦日の深夜に日本の各所で鳴り響くのが“除夜の鐘”。
何故108回?
その由来は複数あるそうですが、一番ポピュラーなものが人間の煩悩の数がを前世・今世・来世を併せて108つあるから、それを打ち払う為に鐘を打つというもの。
もし煩悩の数だけ鐘を打たなければならないなら・・・
あれもこれもと108つじゃ足りないという御仁もいらっしゃるのでは?
新年の幕開けは、元旦の午前0時丁度にこだわって、派手に鐘が鳴り響く1975年の春にヒットしたジョージ・ハリスンの曲からスタートします。
私生活の乱れが影響?
この時期のジョージ、私生活でパティ・ボイドとの別れ、北米ツアーでの不評など、踏んだり蹴ったりの状況でした。
酒浸りの荒れた私生活の影響がもろに楽曲にも表れており、声もガラガラでジョージらしからぬドスの利いたヴォーカル!
今日ご紹介する曲は、新年の幕開けに相応しいジョージ・ハリスンの「Ding Dong, Ding Dong」です。
アルバム『Dark Horse』に収録されたこの曲、チャート的にも、ソロ・デビューから上位を獲得した前作までの勢いが感じられず、全米36位止まりのスマッシュ・ヒットという結果に終わり、ソロになった当初の勢いに翳りが出始めました。
しかし、非常に覚えやすいメロディで、日本では受けましたよ!
ニッポン放送の“ポップス・ベストテン”では、 それまで9週連続トップだったカーペンターズの「プリーズ・ミスター・ポストマン」を引きずり降ろし、トップを奪首します。
【 ニッポン放送ポップス・ベストテン 】1975年3月16日付
01.ディン・ドン / ジョージ・ハリスン
02.プリーズ・ミスター・ポストマン / カーペンターズ
03.キラー・クイーン / クイーン
04.エマニエル夫人 / ピエール・バシュレ
05.吼えろ!ドラゴン / カール・ダグラス
06.オンリー・ユー / リンゴ・スター
07.ドラゴンへの道 / マイク・レメディオス
08.夢の夢 / ジョン・レノン
09.ザ・バンプ / コモドアーズ
10.ジュニアズ・ファーム / ポール・マッカートニー&ウィングス
それにしてもチャートに4人のビートルズの名前が・・・
ある意味、いい時代でしょ♬
Ding Dong,Ding Dong - George Harrison
ディン・ドン / ジョージ・ハリスン
鐘を鳴らして古い年を送り
新しい年を迎えるのさ
古い年を見送り
新しい年を迎えるのさ
偽りを捨て去り
真実を受け入れるのさ
鐘を鳴らして古い年を送り
新しい年を迎えるのさ
ディン・ドン・ディン・ドン
ディン・ドン・ディン・ドン
ディン・ドン・ディン・ドン
ディン・ドン・ディン・ドン
今日という日は、昨日からすると明日だったのさ
そして明日になれば、今日という日は昨日になるのさ
だから鐘を鳴らして古い年を送り
新しい年を迎えるのさ
古い年を見送り
新しい年を迎えるのさ
偽りを捨て去り
真実を受け入れるのさ
鐘を鳴らして古い年を送り
新しい年を迎えるのさ
ディン・ドン・ディン・ドン
ディン・ドン・ディン・ドン
ディン・ドン・ディン・ドン
ディン・ドン・ディン・ドン
このチャートは、なかなか興味深いですね。
リンゴがチャートにのるぐらいだったのも意外性を感じますが、
ブルースリー関連とエマニエル夫人が仲良くチャートにいたりと。
映画のサントラって売れていたんですね。
明けましておめでとうございます。
チャートのことですが、当時のリンゴは普通にヒット曲が沢山ありましたよ。
「オンリー・ユー」の他にも「明日への願い」「想い出のフォトグラフ」等々です。
映画のサントラも、現在のタイアップ曲とかじゃなく、純然たる映画音楽も普通にシングルヒットしました。 フランス映画音楽の巨匠フランシス・レイなんかが、その代表的な例です。