Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ ウェイティング / ラズベリーズ:1972年作

2023年03月28日 11時12分31秒 | 1970年代の洋楽

果報は寝て待て
これは“焦らずにじっくりと待っていれば、やがてよい機会が巡ってくる”という意味です。

さて、この“果報は寝て待て”の対義語として・・・

打たぬ鐘は鳴らぬ
“行動しなければ、成果は出ない”という意味の言葉があります!

片や行動を抑制し、片や行動を促進する・・・
これでは、迷える子羊は立ち往生してしまう!

こりゃ、あまりに理不尽だ!\( ˆoˆ )/

それでは、恋愛成就はどうだろう?
余程の美男美女でない限り、果報を寝て待っていては駄目でしょう!
やはり、ここは一発、“成らぬなら鳴らしてみせよう精神”が必要なんでしょうね(笑)

そんなことで、今日は、“いつまでも待ち続けてるから、何となく手遅れになるのでは?”と思わず心配してしまう男女二人の恋の行方を歌った曲を紹介したいと思います。

 
今日ご紹介するのは、1973年、「Go All The Way」で、一躍スターダムに伸し上がったラズベリーズのデビュー・アルバムから1曲・・・

今になってパワーポップの先駆者と言われ、評価アップした感のあるラズベリーズですが、そのデビュー・アルバム『Raspberries』は、バラードの中に、数曲のロックンロールがあるといった印象がある内容・・・
非常にバラード曲が多く点在するってことですね!

エリック・カルメンという人、「Go All The Way」「I Wanna Be With You」などのロックンロール調の曲では、エロ・モード全開で、「何とかして、今夜、ものにしたるわい!」という“打たぬ鐘は鳴らぬ”を地で行く詞を書くのにも係わらず、今日ご紹介するバラード「Waiting」では、一転、気弱な男に変身・・・
本当のところは、どちらが彼の本性なんでしょうかね?(^O^)

さて、この「Waiting」という曲、ピアノの2つの音が奏でられた瞬間に名バラードであることが判ってしまう程、非常に美しい旋律のイントロを持っております。
エリック・カルメンの、その後のソロ活動の成功を暗示させる隠れた名曲といったところかな?


ウェイティング / ラズベリーズ
自分で道を見つけることが出来る頃もあった
でもそれはもう昨日のこと

本当に、簡単なことじゃない
僕は待っているんだ

また今日も一日が過ぎて行く
君はなぜ泣くのかと尋ねるけれど

本当に、簡単なことじゃない
僕は生まれてからずっと待ち続けているんだ

僕はこう言う:
僕は生まれてからずっと待ち続けている
愛が彼女の顔を彩るその時を
いつ僕には分かる時が来るのだろう
自分をどこに置くべきかということが

彼女の瞳に愛が宿っていた時
僕はそれを見逃してしまった

本当に、簡単なことじゃない
僕は生まれてからずっと待ち続けているんだ

彼女はこう言う:
私は生まれてからずっと待ち続けているん
愛が彼の顔を彩るその時を
いつ私には分かる時が来るのだろう
どうやって私には分かるのだろう
自分をどこに置くべきかということが

自分で道を見つけることが出来る頃もあった
でもそれはもう昨日のこと

本当に、簡単なことじゃない
僕は生まれてからずっと待ち続けているんだ






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