Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ アイム・ア・ビリーヴァー / モンキーズ:1966年作

2023年07月30日 10時16分22秒 | 1960年代の洋楽
 【 Album Data 】
リリース:1967年1月9日(米国)
チャート:Billboard 1位、英国1位

All's well that ends well
終わり良ければ全て良し
物事は最終の結末がもっとも大事であり、途中の過程は問題にならないということ。

1965年9月に行われたモンキーズのオーディションは、後に成功を収めることになる多くのアーティストが応募し、落選したようです。
後々の成功を考えると、「落してくれてありがとう」と言ったところかな・・・?(^O^)

参加者は後の大物多数
このオーディション参加者の中にはポール・ウィリアムスや、後のCSN&Yスティーブン・スティルスがいたと言われています~スティルスは歯並びが悪いとの理由で不採用になったらしい(^O^)
どころが、見上げたもので、彼は幼馴染で自分に似た雰囲気のピーター・フォークを推薦したとの事・・・本当かいな?
どうもこの逸話は胡散臭げ(^^;;)



 
上段左:ピーター・トーク 上段右:ステーブン・ステイルス 下段:マイク・ネスミス

上の写真を見れば一目瞭然ですが、ピーター・トークは明らかに歯並びが悪いんですよね!
ということで思いついたのが、、、
最終的に残り2席が3人に絞られたとき、ピーターは歯並びが悪い、かといって、マイクとスティルスの二人は何となくイメージが重なるから拙い・・・どうしよう⁇
こんな状況になって、歯並びについては目を瞑り、残り1席をマイクとスティルスで競わせ、マイクに決定が下された。
こちらの方がしっくりする様な気がするんですが?

ポール・ウィリアムスについては、音楽性はともかくとして、んんんん~~???・・・ですね(*^^*)
何と言っても、映画『最後の猿の惑星』で、猿役をやったほどの人ですからね!


Paul Williams as Virgil

その後の活躍を見れば、まあ結果として、2人とも、落ちて正解だったといえますね・・・
特にスティーブン・スティルスは、翌1966年にニール・ヤングらと、バッファロー・スプリング・フィールドを結成する事になり、もしも、このオーディションに合格してようもんなら、後のミュージック界の歴史を大きく変えてしまった筈です。 後年のニール・ヤングのソロ活動もスムーズに行かず、彼は無名のカナダ出身のフォーク・シンガーで終わったかも知れない。 またCSN&Yも当然生まれなかった!

この他にも、スリー・ドッグ・ナイトダニー・ハットンラヴィン・スプーンフルジョン・セバスチャンなどが落選メンバーにいたということですが、ルックス等は別にして、落選メンバーでバンドを組めば、素晴らしい音楽集団になったでしょう!


【 Single Data 】
リリース:1966年11月21日(米国)
チャート:Billboard 1位、英国1位


あくまでも演技者
モンキーズの曲は、マイク・ネスミスの作品が数曲目立つくらいで、殆ど全てを外部の人の作品を起用しました。
しかも、ヴォーカル以外のバックトラックは、全てスタジオ・ミュージシャンによるもので、音楽的な面は“用意されたものにヴォーカルを入れる”だけで、それ以上係わることは許されませんでした。
モンキーズの曲は、トミー・ボイスボビー・ハートのコンビによる作品を中心に用意されましたが、他にも売れっ子作詞作曲コンビのゴフィンーキング”や、若手の有望株の作品を起用しました。


今日ご紹介するのは、「チェリー・チェリー」という曲を米国6位とヒットさせた、デビューして間もない頃のニール・ダイアモンドから提供され、モンキーズにとって、最大のヒットとなった「I'm A Believer」です。
ダイアモンドは、ブリル・ビルディングの大物ドン・カーシュナ-から「"チェリー・チェリー"のような曲を書いておくれ」と依頼されたそうです!
まあ・・・・そっくりですな!(笑)

アイム・ア・ビリーヴァー / モンキーズ
恋なんておとぎ話の中でしか有り得ないって思ってた
他の誰かにはともかく僕には無意味なことだって
ああ、恋なんて僕を痛めつけるだけ
そんなものだって感じてた
すべて夢の中、失望に襲われるだけだったんだ

でも彼女の顔を見た、今、僕は信じる
これっぽっちも疑いようがない
僕は恋しちゃった、僕は信じてる!
彼女から離れようにも離れられない

恋なんて多かれ少なかれ与えるもので
捧げるほどに奪われていくものだって思ってた
望んでみたところで何になる?
ただ傷つくだけだろう
太陽が欲しいときには雨に降られてたんだ

でも彼女の顔を見た、今、僕は信じる
これっぽっちも疑いようがない
僕は恋しちゃった、僕は信じてる!
彼女から離れようにも離れられない


ああ、恋なんて僕を痛めつけるだけ
そんなものだって感じてた
全て夢の中、失望に襲われるだけだったんだ

でも彼女の顔を見た、今、僕は信じる
これっぽっちも疑いようがない
僕は恋しちゃった、僕は信じてる!
彼女から離れようにも離れられない

そうさ、彼女の顔を見た、今、僕は信じる
これっぽっちも疑いようがない
ああ、僕は信じてる!
僕を信ずる者と呼んで
もう疑いようはないんだ

♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬

【 Billboard Hot 100 】1967年1月7日付
01.I'm A Believer / Monkees

02.Snoopy VS The Red Baron 暁の空中戦 / Royal Guardsmen
03.Tell It Like It Is 恋はきどらず / Aaron Neville
04.Winchester Cathedral ウィンチェスターの瞳 / New Vaudeville Band
05.Hush / Deep Purple
06.Valleri すてきなバレリ / Monkees
07.Good Thing / Paul Revere & The Raiders
08.Words Of Love 愛の言葉 / Mamas & Papas
09.Standing In The Shadows Of Love / Four Tops
10.If I Could Build My Whole World Around You 君との愛に生きて / Marvin Gaye & Tammi Terre




4 コメント

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Unknown (サイコ…chicken)
2023-07-30 12:10:50
モンキーズ・オーディションのお話…面白いですね~。何故にスティファン?…スリードックナイトのお笑い担当みたいなダニーなら、違和感ないかもです。ジョニーさん。昔インタビューでね。自信満々で受けたクリムゾンのオーディションなんだけど…ロバート・フィリップに秒で落とされたね。ディープ・パープルのオーディション受けた時は、ビジュアルでリッチーに駄目出し喰らったしな。と…エルトン・ジョンが笑ってたのを思い出しました(  ̄▽ ̄)
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Unknown (ikenaijoni)
2023-07-30 19:13:25
サイコ…chicken さんへ
今晩は!
間違って若干手直しする予定の前段階のものを投稿してしまった様です(^O^)
付け加えで書きましたが、スティルスが合格していたら、バッファロー・スプリング・フィールドが消滅、CSN&Yも結成されずという大きな問題が生じるところでした。
その代わり、マイク・ネスミスとスティーブン・スティルスがデュオを結成していた可能性もある。
これはマイクはカントリー系だから、スティルスと相性は悪くない様な気がします。
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Unknown (サイコ…chicken)
2023-07-31 07:43:17
猿の惑星だと濃すぎるしな~。スティーブン・スティルス(好きなギタリストです🎵)は、歯並び悪し(笑)。アイドルとしての愛想もゼロだし、恐ろしく頑固親爺🌀なのでマイク・ネスミスが可哀相。…そうそう、ジョン・セバスチャンならいいかも。ジョニーさん…『モミアゲブラザース✌』…です。若かりし頃のアーティストの違った側面が垣間見られる、オーディション噺は楽しいな~👯🎶
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Unknown (ikenaijoni)
2023-07-31 08:07:16
サイコ…chicken さんへ
スティーブン・スティルスって、若い頃の写真を見るとグッと口を結んだ写真ばかりで、歳を取ってからの写真で笑ってる写真があり、それを見る限り、歯並びはいいみたい〜歯の矯正をやったのか?
エルトン・ジョンは本人が言ってる事もあり、少なくともそれに近い事があったのでは・・・
でも、モンキーズのオーディション話はどうも眉唾ものの様な気が・・・
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