Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ 太陽は涙が嫌い / ジェリー&ザ・ペースメーカーズ:1964年作

2023年08月23日 07時00分00秒 | 1960年代の洋楽
マージー河の岸辺で・・・
当時、付き合っていたガールフレンドに贈った曲さ。言い争うことがあって、ヨリを戻すためにこの曲のテープを彼女の元に送った。2日後に電話が掛かって来て“もう1度、やり直しましょう”と言ってきた。
その彼女というのが今のワイフさ!

インタビューにこんな調子で答えたのが、60年代に一世を風靡したマージービートの主役のひとりジェリー・マースデンでした。

今日ご紹介するのは、ジェリー&ザ・ペースメーカーズのオリジナル曲であり、代表的なバラードでもある「太陽は涙が嫌い Don't Let the Sun Catch You Crying」です。
やはり、彼らはこの手のバラードは上手いですね!
リード・ヴォーカルのジェリー・マースデンの適度のハスキー・ヴォイスがバラードにピタッとハマることハマること❣️
更にこのバラードを魅力的にしたのが、プロデューサーのジョージ・マーティン主導によるストリングスの存在でした。
お得意のストリングスをビートルズでは殆ど採用しなかったジョージ・マーティンが、このペースメーカーズではフル活用!
自分の用意した曲「恋のテクニック」を袖にした頑固なビートルズに対し、それを素直に受け入れたペイスメーカーズの面々・・・
ジョージ・マーティンも、さぞかし仕事がし易かったことでしょう!\( ˆoˆ )/


【 Single Data 】
リリース:1964年4月、1964年10月(日本)
チャート:英国6位、Billboard 4位

この曲、英国では5枚目のシングルとして、1964年4月にリリースされると6位を記録・・・
デビュー以来、1位➡︎1位➡︎1位➡︎2位と続いた中で、最もランクの低い6位という結果であったものの、米国ではビートルズの成功が引き金となり、初めてのベスト10入りの4位にチャートイン、この後のアメリカの成功の切っ掛けの曲となりました。
日本では1964年10月にデビュー曲の「恋のテクニック」のカップリング曲としてリリース、何とも贅沢な組み合わせ!

この詞を読むと、自分のひどい仕打ちで涙にくれているだろう彼女に、「悲しい思いをさせたけど、仲直りをして、明日の朝には涙を流さないようにしよう」と云ってるような感じがしますね。
何れにしても、こりゃあミュージシャンという仕事の恩恵を最も有効利用してますよね!(^O^)

太陽は涙がきらい /
ジェリー&ザ・ペースメーカーズ

太陽に涙を見られないようにね
涙の時間は夜だけでいい
今宵は悲しい思いをしたけれど
明日太陽が昇ったらその時
太陽に涙を見られないようにしようね

夜の闇が消えてゆくと
君の涙も消えてゆくよ
誰にだって朝が来て
小さな幸せ運んでくるのさ
だから、太陽に涙を見られないようにしようね

泣くのは決して悪いことじゃない
でも、鳥のさえずりが聞こえたら、泣くのはよそう

認めるのは辛いよね
おいてきぼりを、くっちゃったってことを
でも、恋ってゲームみたいなもの
またその時が廻ってくる
だから、太陽に涙を見られないようにしようね
だからさ、太陽に涙を見られないようにしようね
Oh, oh, oh 




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