Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ レット・ミー・ロール・イット / ポール・マッカートニー&ウイングス:1973年

2023年11月08日 07時18分52秒 | Paul McCartney
Intermission
休止、中断、芝居などの幕間、休憩時間


ご存知のように、アナログ・レコードには、A面とB面があります。
それによって、当然の如く、“A面最後の~”とか“B面のスタートは~”と云われるような曲が生み出されます。
制作者サイドは、嫌御なしに中間部にヤマ場を設けることを要求されてたわけですね!(^O^)
ところが、CD時代になると、その中間部分がなくなったことにより、長丁場をいかに飽きさせずに曲間を繋いでいくかと云う事が、新たに要求されるわけです。
シングル盤が短距離なら、昔のLP盤が中距離のたすきを繋ぐ駅伝、そしてCDはフルマラソン・・・
こんな喩えは適当でないかも知れません!
しかし、LP盤とCDでは盛り上がり方が微妙に違うものだということだけは、お分かりいただけるのでは・・・?

アナログ時代の名盤たちの悲劇
僕が長々とつまらん話をしたのは、“アナログ時代の名盤も、最初から、CDを前提に作られていたら、曲順は当然として、もしかしたらアレンジも変わっていたかもしれない!”ということなんです!

過去のアナログ時代の名盤たちが、続々とCD化されて行く中、A面とB面の境が繋がったことによる“微妙な違い”が感じられるものが出て来たアルバムもあります。
これは、あくまでも個人的な感覚で、「何処が違うんだ!」と質問されても、上手く答えられないんですよね!(#^.^#)

インターミッションが必要だったのでは?
アナログ盤のCD化の際のこの違和感を解消するには、やはり、A面とB面の境界にインターミッションを設けた方が良かったのではないでしょうかね?
例えば境界部分に前後に5秒の無音を挟んで、10秒ほどのオルゴールの癒しの音楽を・・・
こんな配慮があればよかったのでは・・・と、ついアナログ時代の人間は思うのでした!(^O^)

今日は、CD化されたポール・マッカートニーの名盤を初めて聴いた時、微妙な違和感を感じてしまったというライヴに欠かせない名曲の紹介です。
【 Album Data 】
リリース:1973年12月5日(米国)、12月7日(英国)
チャート:Billboard 1位、全英1

偉大なライヴの定番曲
シンプルですが、静かに流れるキーボードをバックに、ギターとドラム、そしてベースが絶妙に絡み合う・・・
そのシンプルさが故に、「ジョン・レノンを意識して作られた曲なのでは?」という憶測が飛び交ったのが、今日ご紹介する「Let Me Roll It」でした。
ポール自身、後に「この曲は別にジョンを意識したものではない」とその推測を否定しておりますが、歌い出し直前にギターの使い方なんかは、何となく、ジョンの「冷たい七面鳥 Cold Turkey」が頭を過る・・・\( ˆoˆ )/
いずれにしても、何となく、「ポールらしくない」という第一印象を持った曲でした!
ところが、この“らしくない”と思った曲が、ライヴの定番曲としての地位を築き、数十年後のライブのセットリストにも入っていて、コンサートを一気に盛り上げる為の曲として重宝されている事には感慨深いものがあります。
古くからのファンとしては嬉しい限りですね!

CD化で違和感を感じたのは僕だけ?
さて、ここからが本日の本題です!
実はCD化された『Band On The Run』を聴いた時、何故か「あれっ?何か違う???」と感じてしまったんです。
この曲が、何となく流れの中で浮いている感じがしたんですよね!
長々と前書きをしたのは、このことを話したかったから・・・(*^^*)

A面
1.Band on the Run
2.Jet
3.Bluebird
4.Mrs Vandebilt
5.Let Me Roll It

B面
1.Mamunia
2.No Words
3.Picasso's Last Words (Drink to Me)
4.Nineteen Hundred and Eighty Five

以上のようにアナログ盤に収録されているわけですが、当時は、この曲がA面の最後で、一気に盛り上がりを見せ、前半を締めくっていることに違和感を感じなかったものの、CD化により、それが繋がった事により、何となくレノン風のこの曲が、丁度、まん真ん中でポツンと浮いてしまった感じがしました。
皆さんは、どのように思いますか?


レット・ミー・ロール・イット
/ ポール・マッカートニー&ウイングス

君が僕に与えてくれたもの
僕は今、かみしめる
君はこの手のひらに愛を、愛を与えてくれたね

だけどこの心、どうにも上手くいえない
この心、まるで車でもついたようさ
そこでいっそこの車
君のもと
君のもとまで
走らせてくれないかな

君に伝えたいことがある
それもたった今、伝えたい
伝えたいんだ
“君、君はもうすぐ僕のものさ”

だけどこの心、どうにも上手くいえない
この心、まるで車でもついたようさ
そこでいっそこの車
君のもと
君のもとまで
走らせてくれないかな






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