Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ マギー・メイ / ロッド・スチュワート:1971年作

2023年03月02日 07時31分04秒 | 1970年代の洋楽


“ロック・ヴォーカリスト”

ロッド・スチュワートほど、この言葉が、ピタっと当てはまる人は他に居ないんじゃないでしょうか???

あのハスキー・ヴォイスがロックに変換させる!
ロッドは、収録されている曲がすべてスタンダード曲という、カヴァー・アルバムをリリースしており、どの曲も、新しい命が吹き込まれたかの如く、素晴らしい“ロック・バラード”として生まれ変わっています。
まさに稀有のロック・ヴォーカリストですね!

今日ご紹介するのは、その大ヒットにより、ロッドの人気を決定的なものとした「Maggie May」です。
この後、ロッドは、ソロ活動と平行して、ロン・ウッド(後にストーンズ加入)らとフェイセズを結成、このソロ曲の大ヒットが、フェイセズというバンドの成功に大きく貢献し、同年にリリースされた『馬の耳に念仏』という名盤を生み出しす原動力にもなりました。

マンドリンの響きが心地いい (^^♪
ミディアム・テンポのこの曲、かなり年上のマギーさんに弄ばれた坊やの悶々とする気持ちを歌った曲なんですが、詞を読んでると、『そろそろ戻らなくちゃならない 』と今すぐにでも出て行きそうな口ぶりながら、出てくる言葉は、未練タラタラ・・・
その挙げ句、最後のオチが『もう出ていくよ』でなく、『近いうちに』となるところが笑えます(*^o^*)
実際の英語では、多少、意味合いが違うのかも知れませんが、訳詞を読んだ限り、優柔不断の坊やの嘆きといった感じかな?(笑)
この決断したと思いきや、中々、決心出来ない~出した結論が先送りといった日本政府のようなパターン!(爆)
“坊やの悶々ぶり”がユニークですね!

因みに、下記のチャートは共に、1971年10月9日付のものですが、「Maggie May」は、その月の終わりまで、両国のチャートのNo.1の座を守りました。
まさに、1971年の10月は“ロッド・スチュワートの月”だったわけですね!


【 英国オフィシャル・チャート 】
1.Maggie May c/w Reason To Believe / Rod Stewart
2.Hey Girl. Don't Bother Me / Tams
3.Did You Ever / Nancy Sinatra & Lee Hazlewood
4.Tweedle Dee Tweedle Dum / Middle Of The Road
5.You've Got A Friend きみの友だち / James Taylor

【 ビルボード・ホット100 】
1.Maggie May c/w Reason To Believe / Rod Stewart
2.Go Away Little Girl / Donny Osmond
3.Superstar / Carpenters
4.The Night They Drove Old Dixie Down / Joan Baez
5.Yo-Yo / Osmonds



Maggie May - Rod Stewart

マギー・メイ / ロッド・スチュワート
目を覚ましてマギー
君に言わなくちゃいけないことがあるんだ
もう9月の終わり
そろそろ学校に戻らなくちゃならない
君を楽しませて来たと思うけど
何だか利用されているだけのような気もして来た
ねえマギー、僕は精一杯頑張ったよ
君は僕を家から引っ張り出してくれた
でもそれは君が一人になりたくなかったからだね
君は僕のハートを盗んだ
それがとても辛いんだ

朝日が君の顔に当たると
君の年がよくわかるよ
だけどそんなこと気にしないで
僕には君しか見えてないんだから
僕は君の言うジョーク全てに笑ってあげたよ
僕の機嫌なんて取る必要ない
ねえマギー、僕は精一杯頑張ったよ

君は僕を家から引っ張り出してくれた
でもそれは君が一人になりたくなかったからだね
君は僕のハートを盗んだ
それがとても辛いんだ

僕に必要なのは手を貸して
導いてくれる友達だったのに
君は恋人になり母親になり
とんでもない恋人だ
僕は弄ばれて
ベッドは破壊された
そして朝になったらポイ捨て
ねえマギー、僕は精一杯頑張ったよ
君は僕を家から出してくれた
でもそれは君が一人になりたくなかったからだね
君は僕のハートを盗んだ
だから離れられなかった

僕は教科書をかき集めて
学校に戻ることにするよ
そして父さんのキューを拝借して
ビリヤードでもしようかな
それともメンバーを募集している
ロック・バンドでも探そうかな

ああマギー、君に会わなければ良かったよ
君は最高級に僕をバカにしてくれた
でもそれさえ気づかないほど夢中だった
君は僕のハートを盗んだ
それでもやっぱり愛してるよ

マギー、君の顔なんて見なければよかった
僕は家に帰るよ、近いうちにね

 



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