Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ オールド・ワイルド・メン / 10cc :1974年

2023年11月04日 07時00分00秒 | 1970年代の洋楽
  【Album Data 】
リリース:1974年5月
チャート:英国8位、米国81位

最も10㏄らしいアルバム
1974年にリリースされたこの10ccにとって2枚目のアルバム『Sheet Music』は、発売当時、本国英国メロディ・メーカーの評論家に「今年、これ以上のレコードがリリースされることはないだろう」と絶賛された代物でした。

知ったかぶりをしたくないけど・・・
僕は10ccを徹底的に聴き込んでる!

この2枚目のアルバムこそが、最も10ccらしさを感じられ、自分の中ではベストのアルバムです。
次作の『The Original Soundtrack』で、10ccは音楽的な絶頂を極めることから、この『Sheet Music』は、ビートルズでいえば“『Revolver』の位置にある”といっていいのかも知れませんね・・・

今日は、儚くも美しいメロディを持った曲を紹介させて頂きます。

今日ご紹介する曲は、この傑作アルバムの中で、美しさが際立っている曲「Old Wild Men 」です。
「夢よ、もう一度!」と人気が落ち込んだアーティスト達が奇跡が起きるのを待っている~こんな内容を持ったこの曲、その切なくも美しいメロディを更にギズモの音が優しく包み込んでいます。

ん? ギズモ?
これじゃありまへん!

オーケストラの代わりとなる楽器にシンセサイザーメロトロンといった電子楽器がありますが、この「オールド・ワイルド・メン」のレコーディングの際、それらを使わず、マンチェスター工科大学のジョン・マッコーネル氏の協力を得て、開発使用したのが“ギズモ”と命名されたギターの弦の根元付近に取り付ける金属ケースだったわけです。

ギズモとは・・・
ギターの弦の根元付近に取り付け、モーターによって回転する金属軸が弦に触れることにより、半永久的にギターを弾いている状態が保たれる~難しいですな、判ったような判らんような(^O^)

いずれにしても・・・
“果敢に新しいサウンド作りを試みた”ということですね!

オールド・ワイルド・メン / 10cc
奴らはどこにいるの?
水の底に潜ってる
連中は今どこに?
丘を越えた遥か彼方に
だけど 挫折した男たちは
じっと奇跡を待っている

ロックン・ロールの先達は
しっつこく続けて来たものだ
連中は今どこに?
丘を越えた遥か彼方で
いまだギターを爪弾いている

切れてしまったストリング
おんぼろになったドラム
だけど 弾く意外に能はない
老いぼれてしまった男たち
荒くれた輩たち
ワイルドな先駆者たちは
ひたすら奇跡を待っている

神よ 多数派に哀れみを
神よ 小数派に哀れみを
神よ 多数派に哀れみ





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