Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ 想い出のサンバーナディーノ / クリスティ:1970年

2023年05月23日 08時40分59秒 | 1970年代の洋楽


One-Hit Wonder
“一発屋”とは
大舞台で一時的にのみ活躍を見せた歌手、映画監督、芸人、作家、スポーツ選手等を侮蔑した呼称表現である。

音楽業界で、いわゆる“一発屋”と云われているアーティスト達・・・
彼らは、ラジオ番組の中などで『一発屋特集』を組まれたしまったりと、それを笑いネタにされてしまって気の毒ですね!
しかし、毎年、数え切れないアーティスト達がデビューし、その殆どが話題にもならず消えていくことを考えると、ほんの一瞬でも輝く時を持てただけでも、偉大な足跡を残した人達と云えるのではないでしょうか?

しかし・・・

1.5発屋⁉️
俗にいう“一発屋”と思われ勝ちなアーティストの中には、ずば抜けたヒット曲だけでなく、次作でもスマッシュ・ヒットを飛ばしていることが多いんですよね。
あまりに前作との開きがある為に“一発屋”と思われてしまっている部分が多分にあるってことなんでしょうか・・・
今日は、そんなアーティストの紹介です!


【 Single Data 】
リリース:1970年
チャート:英国7位、米国100位


前作が70年代の洋楽ポップスの代表曲
'70洋楽ポップスの代表的ヒット曲「Yellow River」でお馴染みのクリスティの事を“一発屋”と思っている方も多いと思いますが、このグループ、2枚目のシングルもスマッシュ・ヒットさせてるんです。
その曲というのが、今日ご紹介する「想い出のサンバーナディーノ San Bernadino」です。

実は大ヒットしたデビュー・シングルの「イエロー・リバー」を僕は買いませんでした、というか買うことが出来ませんでした。
「イエロー・リバー」がヒットした頃は、“レコードはシングル盤を月1枚”というペースでしか買う事が出来ず、この様に泣く泣く旬のヒット・シングルを諦めたケースは山とあります。それだけに購入する際は、慎重に吟味しなければいけませんでした!

この時期は、まさに洋楽ポップスの黄金期とも云える時代で、「イエロー・リバー」を始め、サイモンとガーファンクル「コンドルは飛んで行く」オリジナル・キャスト「ミスター・マンディ」ショッキング・ブルー「悲しき鉄道員」シカゴ「長い夜」ジェリー・ウォレス「男の世界」等、時代を代表するようなヒット曲が前後に連なっていました。
そんなこともあり、買うことが出来なかった曲は、後日に4曲入りのコンパクト盤を買ったり、この「想い出のサンバーナディーノ」ように、次に出たシングルを買ったりしてました。

ミディアム・テンポで明るい曲調
この「想い出のサンバーナディーノ」も前曲と同じく、ミディアム・テンポの明るい曲調で、よりカントリーっぽさが強調された秀曲です。 個人的には、「イエロー・リバー」より、思い入れが強い分、こちらの曲の方が好きです。

CD時代に入るとこの曲は、大ヒットというわけでないので、70'sのヒット曲を集めたベストCDには必ず収録されている「イエロー・リバー」と違って、手に入れるのに苦労しました!
クリスティのファースト・アルバムを見つけ、そのCDの中にこの曲が収録されてるのを確認出来た時は嬉しかったですね!
しかし、この1曲の為にそのアルバムを買う羽目になりました(^O^)

ところが、後にこの曲が収録されたベスト・アルバムが出た時は、「もっと早くにして欲しかった!」と・・・(T . T)


想い出のサンバーナディーノ / クリスティ
あらゆる場所を見て来た
パリもローマも
自分の場所だと思える場所は
一つもなかった
でも特別な場所が一つある
太陽が永遠に輝いている場所が
海の向こうから俺を呼んでいる

16歳の頃だった
父親が俺に言った
世界中を旅してまわっても
心の安らぐ場所はどこにもない
自分が夢に見るような場所はない
そして結局は気がつくのだと
故郷サンバーナディーノに帰ろうと

愛しのサンバーナディーノ
愛しのサンバーナディーノ

ずっと川を上って行ったことがある
リオグランデ川のことさ
パラダイスなんて何処にもなかった
約束の地なんて嘘だった
まだ若くて世間知らずだった
世界は自分中心にまわっていた
でも俺は今でも相変わらずの俺だから
故郷サンバーナディーノに帰るのさ

歳をとって賢くなって
一人前に暮らせるようになった
もう認めるべきか
俺の夢探しはもう終わったということ
でも精一杯頑張って来たんだ
はるか遠くの夢を目指して
でもこれまでの道のりは
サンバーナディーノに続いていたんだ

愛しのサンバーナディーノ
愛しのサンバーナディーノ

♩  ♬  ♩ ♫  ♩  ♬  ♩ ♫  ♩  ♬  ♩ ♫  ♩  ♬  ♩ ♫  ♩  ♬  ♩


【 All Japan Pop 20 】1971年2月1日付
01.魔法 / ルー・クリスティ
02.あなたのとりこ / シルヴィ・バルタン
03.移民の歌 / レッド・ツェッペリン
04.マイ・スウィート・ロード / ジョージ・ハリスン
05.太陽は燃えている / エンゲルベルト・フンパーディンク
06.悲しき初恋 / パートリッジ・ファミリー
07.シーズン / アース・アンド・ファイアー
08.霧の中の二人 / マッシュマッカーン
09.バイ・バイ・ラブ / サイモンとガーファンクル
09.ミスター・ロンリー / レターメン
11.ピノキオ / ダニエル・ビダル
11.この胸のときめきを エルヴィス・プレスリー
13.カモン・エヴリバディー / U.F.O
14.傷ついた小鳥 / メラニー
15.虹を架けよう / オリジナル・キャスト
16.想い出のサンバーナディーノ / クリスティ
17.男の世界 / ジェリー・ウォレス
18.コンドルは飛んで行く / ジリオラ・チンクェッティ
19.愛のプレリュード / カーペンターズ
20.ゲッティング・ストレート / P.K.リミテッド





5 コメント

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Unknown (サイコ…chicken)
2023-05-23 10:17:54
お早うございます。一発屋✨✨-w-w…ブハハハ…🍄🍄🍄。ワンヒットマンですか? 産業何某同様で、私達が音にはまり始めた頃にはま~ず存在しなかった新語であります。ジョニーさん。思うんだけど、こうゆうのってさ~…いっとう最初に言い放った人には『ニャルホドネ~』と感心しますが…常日頃連呼されるとね~ウザイ-w-w…ことロックに関しては、あれは駄目だ…これは善くない…などと決めつけるよな野望天にはこの歳でなりたくないけど…駄目だわ~やっぱ笑ってしまうわ~。…一発屋というワードで、妄想癖の強い私の頭の中からは…当事者アーティストが消え去り、80年代のお笑い芸人登場…『ほんまでっか~パ~デンネン🙌』と踊り出すんです💦。…ジョニーさん…タスケテ~もう🐢🌀
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Unknown (サイコ…chicken)
2023-05-23 10:31:55
肝心なコメント忘れておりました。ジョニーさん。クリスティーも魔法の人もオリジナルキャスト(かなりのテクニシャン)なんかも…ひとつのヒットにこだわらずに、いろいろ聴いてみると…新たな発見がありますね…👍。
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Unknown (ikenaijoni)
2023-05-24 07:16:52
サイコ…chicken さんへ
おはようございます。
実際には、真の一発屋ってのは少ないですね!
まあ文中にもありますが、殆どのアーティストはかすりもせず消えていく中で、一回でも注目されただけでも大したもんですね♫
僕は一旦気に入ったアーティストが出来ると、遡って聴くという習慣があります。 典型的な例は、ポール・マッカートニーのウイングス時代の相棒のデニー・レーンが以前在籍したムーディーブルースです。
これは気に入って、5、6枚アルバムを買いました。
在籍したといっても、皆がイメージするバンドになる前のファーストアルバムだけなんですがね(^O^)
あくなき追求、あくなき探究心はいつまでも持っていたいです。
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Unknown (サイコ…chicken)
2023-05-24 08:20:01
ジョニーさん。お早うございます。ウイングスで、ふと思い出したのですが…ボンゾのお話いいですか?…ビートルズ以前、ビートルズ、ウイングスとかあまり関係なく、ただただポールの純粋なファンだったボンゾはいつものように客席の最前列を陣取っておりました。ツェッペリンの仕事がないときは必ず見に来ていた昔からのポールファン(口だけのアーティストが多い中で、ポールには嘘が無い…スタジオでもライブでも信念をもって常に勇敢に立ち向かう、そんな男だから大好きなんだそうです)。ポール『今日もアリガト(^-^)…ボーナム君、実はね、次のコンサートでドラム叩いて欲しいんだけど…都合つくかな~?』ボンゾ『OK~ポール…ヨロコンデ‼…ああ、でもね。ひとつだけ条件がある…ポールを真正面から観れないのは嫌だから客席最前列にドラムをセッティングしてくれなきゃ…イヤダ!イヤダ!』と、駄々をこねたそうです-w-w。…ジョニーさん。実際はどうなったのかしらん…動画とかないのかな~?
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Unknown (ikenaijoni)
2023-05-24 09:33:54
サイコ…chicken さんへ

ドラムを叩いてどうこうは詳しくは知りませんが、ポールがウイングスのツアーの追いかけをジョン・ボーナムがしていたという話をしているのは知ってますよ。
ジョン・ボーナムは、その後、ウイングスのアルバム『Back To The Egg』に収録されている「ロケストラのテーマ」のドラマーの一人として招待されプレイしてますね。

過去に記事にしてます。https://blog.goo.ne.jp/ikenaijoni/e/954ba3255029b362236447dde7feda41
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