Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ 遙かなる影 / カーペンターズ:1970年作

2023年06月01日 08時09分35秒 | 1970年代の洋楽
1970年
音楽ファンにはとても辛い年になりました!

超大物のビートルズサイモン&ガーファンクルの解散、ジミ・ヘンドリクスが9月18日、ジャニス・ジョプリンが10月4日に相次いで薬物が原因で死亡するという暗いニュースが音楽界を覆いました。

そして・・・
僕が洋楽を本格的に聴き始めたのがこの年、1970年のことでした。

1970年代というのは、ビートルズの4人がまだ全員健在で、特に71~3年頃は、4人のビートル達がチャートを賑わせ競った時期でもあります。
更にこの70年代初頭は、ハード・ロックプログレッシブ・ロックグラム・ロックなど、今なお、名盤と云われるアルバムが多数輩出した時期でもあります。

今日は、こういったロックの拡散が盛んな中、あくまでもオーソドックスに、そして、そのクオリティの高さで勝負したアーティストの紹介です。


【 Single Data 】
リリース:1970年5月15日(米国)
チャート:米国1位、英国6位


クオリティが違った!
今日ご紹介するアーティストは、1970年にデビューしたアーティスト、カーペンターズです!
好きでしたねえ~というより今でも最高だと思ってますよ!
当時、びっくりしたのが、「音が全く違う!」~レコードとCDの違いくらい他のアーティストとのクオリティに差があったように感じました。
全く次元の違うサウンドにあのカレンの歌声が乗る、清潔感のある兄妹でとても好感が持てました。

今日ご紹介するのは、そのカーペンターズをヒット・グループに押し上げることになった大ヒット曲「遙かなる影 (They Long to Be) Close to You 」です。

ディオンヌ・ワーウィックもカヴァー
この曲、人気作曲家のバート・バカラックのペンによる1963年の作品で、あのホイットニー・ヒューストンの従姉妹としても知られるディオンヌ・ワーウィックも1965年にカヴァーしている曲なんですね。
彼女がカーペンターズ以前にカバーしているのを知ったのは、しばらく経ってからのことで「えっ!」と最初は思ったりもしましたが、彼女はバカラック音楽の秘蔵っ子だから当たり前と言ったら当たり前ですよね!



原曲は“超高層ビル火災”を引き起こした大悪党?
こうなると「原曲は誰か?」と知りたくなるのが人情~調べましたよ!(^O^)
最初にレコーディングしたのは、映画『将軍 SHOGUN』で主演したリチャード・チェンバレンという俳優、映画関係のことはよく知らないので、どの程度、有名なのかは???
他の出演作品の中にあの超高層ビルの火災を描いたパニック映画の大傑作『タワーリング・インフェルノ』にもキャスティングされていました。
「どんな役をやってたんだろう?」と興味が沸き調べて見ると・・・
予算を着服するために電気系統の手抜き工事を行いビル火災の原因を作った大悪党でした!(≧∀≦)


遙かなる影 / カーペンターズ
鳥が不意に現れるのはなぜ?
あなたが近づけば いつも
私と同じ 
あなたの側にいたいのね

星が空から降りてくるのはなぜ?
あなたが歩けば いつも
私と同じ
あなたの側にいたいのね

あなたが生まれた日
天使達が決めたの
夢がかなえられるようにって
金の髪に月の砂を撒き
青い瞳には星の煌めきを

だから 街中の女の子が
あなたについて行く
私と同じ
あなたの側にいたいのね

♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬

【 All Japan Pop 】1970年10月5日付
01.悲しみの兵士 / シルヴィ・バルタン
02.ケ・セラ・セラ / メリー・ホプキン
03.イエロー・リバー / クリスティー
04.イン・ザ・サマータイム / マンゴ・ジェリー
05.悲しき鉄道員 / ショッキング・ブルー
06.ふたりの天使 / サン・プルー楽団/ダニエル・リカーリ
07.夜明けのヒッチ・ハイク / ヴァニティ・フェア
08.遥かなる影 / カーペンターズ
09.涙のフィーリング / ハイ・ヌーン
10.ママ・トールド・ミー / スリー・ドッグ・ナイト
11.つばめのように / ジリオラ・チンクェッティ
12.さらば夏の日のテーマ / フランシス・レイ
13.サマー・タイム・ブルース / ザ・フー
14.ラン・サリー・ラン / カフ・リンクス
15.コンドルは飛んで行く / サイモンとガーファンクル
16.ミスター・サン / ボビー・シャーマン
17.光りある限り… / クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル

18.燃ゆる乙女 / クリフ・リチャード
19.愛する未来に歌おう / オリジナル・キャスト
20.涙の天使 / サンドパイパース






2 コメント

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Unknown (naotomo3451)
2023-06-01 08:24:32
おはようございます!
1970年大阪万博で日本が輝いていた時ですね。
私の洋楽デビューはもう少し前でした(年齢から考えると当然ですね)悲しいニュースありました!
カーペンターズは衝撃的でした。凄いと思いました。この歌、下手くそながら歌っていました。ディオンヌも大好き!

タワーリングインフェルノ映画見に行きました。
この後、ポセイドン・アドベンチャー等に続きましたね。懐かしいです。韓国でデパート崩落のニュースを見た時、この頃の事思い出しました。
この時のヒットチャートもほぼ分かり好きです。
あー!止まらなくなります!有り難うございました。  なおとも
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Unknown (ikenaijoni)
2023-06-01 11:38:38
@naotomo3451 さんへ
お世話になっています。
1970年の万博といえば、アメリカ館の「月の石」が人気があり、皆、何時間も並んだのをよく覚えてます。 僕は並びませんでしたが(笑)
35年経った愛・地球博では、冷凍マンモスを見たついでに、世界の珍しいもののコーナーにポツンとその「月の石」が置いてありましたが、誰も関心を示さず、「アッ“月の石”があるね」という程度の扱い。
35年の間にインターネットなるものが一般化して、それ故に珍しいものなど無くなってしまったのかという感じでした。
更に月日が過ぎて、映画の世界でもCG画像を酷使して、よりリアルに再現してしまう。
科学の発展は何処まで行ってしまうのやら・・・
そういった現状の中、音楽だけは血が通い汗の匂いを感じるものであって貰いたいものです。
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