原点回帰
一番初めに帰ることである。初心に戻る意味でも使われる。
Go Back to The Starting Point
前作の『London Town』のレコーディング中に、それまでウイングス全盛期のメンバーだったギタリストのジミー・マッカロクとドラマーのジョー・イングリッシュが脱退した為~再び3人になってしまった!
スタート時こそ酷評に曝されたものの、レコード売上にしろツアーにしろ、ウイングスとして大成功を収めたポール・マッカートニーでしたが、どうしても、メンバーの出入りが激しく思うにまかせない・・・
相次ぐ脱退、新メンバー探し...etc
このような事で神経をすり減らしていたポールでしたが、スムーズな人間関係で新たなバンド活動に入る為、新メンバーは相棒のデニー・レインを通じてのものでした。
今日ご紹介するのは、ポール・マッカートニーがリリースした“ウイングス名義”としての最後のアルバム『Back To The Egg』からの1曲を・・・
当時、ウイングスの全盛時を支えた2人のメンバーが脱退したことに、少なからず落胆していました。
新たなメンバーが加わり、再始動したウイングスに『Back To The Egg』なるタイトルの新譜の知らせが入った!
新アルバムのタイトルからして、『“原点に立ち戻る”という意味だろう』と勝手に解釈、個人的には『Band On The Run』がリリースされた前後のロックン・ロールのようなものであればと期待しておりました。
そして、アルバムに針を降ろすと、ビートルズの「Revolution 9」を思い起させる、ポールには珍しいラジオから聞こえて来るノイズを短いインストゥルメンタルの上にかぶせたアブストラクトアートのような序章・・・
そして、ラジオのチャンネルをチューニング、それが合った同時に始まるのが、今日ご紹介する「Getting Closer」でした。
Getting Closer - Paul McCartney & Wings
これぞ原点に返った、僕が望んでい頃のウイングスのサウンド!
「Junior's Farm」を思わせるタイトなロックン・ロール・ナンバー、これ1曲で新生ウイングスを印象付けられました!
ハンドルを握りながら、ひとりの女性に熱い思いを寄せる様子を歌った曲なんですが、ポールはその女性の事を"My salamander"と表記しました。
“サラマンダー”とは一体何ぞや?
そこで、"Salamander"を調べて見ると・・・
四精霊のうち、火を司るもの。手に乗る位の小さなトカゲもしくはドラゴンのような姿をしており、燃える炎の中や溶岩の中に住んでいる。(Wikipedia)
よく判りませんが想像するに、男を夢中にさせる、熱くさせる女性ということで、火を司る精霊のサラマンダーの名を使ったのでは・・・?
これ、あくまでも無責任な想像ですからね!
くれぐれも、ここだけの話で他所で断言せず、「~という説もある」という程度でお願いします・・・(笑)
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