Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ ノックは3回 / トニー・オーランドとドーン:1970年作

2023年01月29日 08時51分46秒 | 1970年代の洋楽

一体、ノックは何回が正しいの?
こんなこと深く考えたこともなく、ドアの向こうの相手に失礼のないようにと気を使いながらノックするという人が殆どなのでは・・・?


欧米でのノックの回数のマナー
2回=トイレ、3回=親しい相手、4回=国際標準マナー
こんな感じらしいですね!
日本で、これが常識として根付いていないのは、長い間、玄関が引き戸であったり、家屋の部屋と部屋は障子や襖で仕切られていた為、ドアをノックをする習慣がなかったということが大きいのでは・・・?
さて、そんなことで、今日ご紹介するのは、70年の初め頃にラジオの深夜放送を聞いていた洋楽ファンの少年少女たちなら誰でも知っている曲、トニー・オーランドとドーン「ノックは3回  Knock Three Times」です。


このグループは存在しなかった!
このトニー・オーランドとドーン、実はデビュー・レコードの「恋するキャンディダ」を出した時点ではグループなど存在はしておりませんでした。
スタジオ・シンガーだったトニー・オーランド、彼が作成したデモ・テープが評判を呼びレコーディング、その時、グループ名は、便宜上、明記しただけで、あくまでもトニー・オーランド個人のプロジェクトだったわけです。
しかし、レコードの思わぬヒット(全米3位)により、急きょグループを結成を余儀なくされました。
そこで、女性コーラス2名を加えて正式に“トニー・オーランドとドーン”としてレコーディングしたのが、今日ご紹介する「ノックは3回」だったわけです。

元々存在しなかったグループの曲が、ひょんなことからヒットし、そこで、正式に女性コーラスを加えて生まれたのが”トニー・オーランドとドーン”である。

簡単に言うとこんなところですかね!

因みに最初の4枚までレコード・ジャケットに全く別人の写真を使ってます。
まあ、このビデオを見れば『成るほど!』と思わないでもないですが、ちょっと往生際が悪いような気がします(爆)

ジョージ・ハリスンをノックアウト? 
途中ドン!ドン!ドン!とノックの音が入るなどメリハリもあり、メロディも覚えやすく、瞬く間に日本でも大ヒット、70年代の洋楽ポップスを代表する曲となりました。
勿論、本国アメリカでも、それまで4週連続でトップを走っていたジョージ・ハリスン「マイ・スウィート・ロード」をノックアウトし、1971年1月23日にビルボードでNO.1を勝ち取ります!

 

 

Knock Three Times - Tony Orlando & Dawn

ノックは3回 / トニー・オーランドとドーン
ねえ君 階下で何してんの?
ボクは丁度君の上に住んでるが
毎晩ひとりで踊っているね
聞こえてくる音楽
感じる 君のカラダの動き
ワン・フロア下にいて
君はボクが君を好きなのを知らない


ねえダーリン ノックを3回してくれ
天井をたたいて 会いたけりゃ 返事がノーなら パイプを2回
ねえ彼女 ドン ドン ドン なら廊下で会うって合図
パイプ2回なら 君は来ないってこと

もし今晩君が 窓の外を見て
ヒモの先のメモを引いてくれたら
ボクの心とつながる
どんなに君を見たことか読んでくれ
どんなに沈黙の中で 君を慕っているか
夢の中でしか 二人の壁は崩れなかった

ねえダーリン ノックを3回してくれ
天井をたたいて 会いたけりゃ  返事がノーなら パイプを2回 
ねえ彼女 ドン ドン ドン なら廊下で会うって合図
パイプ2回なら 君は来ないってこと

聞こえてくる音楽 感じる
君のカラダの動き ワン・フロア下にいて
君はボクが君を好きなのを知らない

 



2 コメント

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Unknown (naotomo3451)
2023-01-29 20:43:37
懐かしい曲ですね。何だか良いリズムと軽い曲調ですが、歌詞を読むと何だか少し違う見方も有ります。グループの経緯等、裏話を色々教えて頂き、また違った楽しみで、いつも興味津々で拝読しています。
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Unknown (ikenaijoni)
2023-01-30 08:11:16
@naotomo3451 さんへ
ギターやドラムスなどスタジオ・アーティストの存在はともかくとして、スタジオ・シンガーというものが存在するすることにびっくりしました。
この曲の後の「拍手がいっぱい」と言う曲では、“オールメンバーチェンジした”という感じで、紹介していました〜いい加減なもんですよ(笑)
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