奴らはいつも俺たちの半年遅れ
ビートルズが先に走り、その後をローリング・ストーンズが追う・・・
ジョン・レノンは「いつも俺たちの半年遅れで、奴らは真似をする!」とこんなニュアンスの言葉で毒づいたことがあります。
顕著に表れている例;
@シタールを効果的に使った曲
1965年12月3日「ノルウェーの森」
1966年5月7日「黒くぬれ!」
@サイケデリック時代の象徴的アルバム
1967年6月1日『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』
1967年12月8日『Their Satanic Majesties Request』
@Love & Peace
1967年7月7日「愛こそはすべて」
1967年8月18日 「この世界に愛を」
実は仲が良かった!
ミック・ジャガーのビートルズに対するそっけない態度、更に冒頭のジョンの悪態など、両バンドに漂う雰囲気から、一見、仲が悪いような印象もありますが、実はとても仲が良かったということです。
実際に「愛こそはすべて」にミックとキースが、「この世界に愛を」にジョンとポールがそれぞれコーラス参加するなど交流も盛ん・・・
更に互いにリリース日が重ならない様に気を配っていたということですから、仲の良さと実力を認め合っていたということが、その事からも窺い知れます。
今日は、ある意味、ビートルズがやったことに対し、「じゃあ俺たちならこうだ!」とまるでアンサーソングのように切り替えしてればよかった立場から一転、自ら指針を示さなければならなくなった“ビートルズ解散”後のストーンズの第1弾シングルの紹介です。
綺麗にハモることなんて出来ねえよ
名実共にNo.1バンドの座に押し出された形のストーンズが、ビートルズ解散後の1970年に発表した初めてのシングル曲が今日ご紹介する「ブラウン・シュガー」です。
数ある楽曲の中で、この「ブラウン・シュガー」が最も“これぞストーンズ!”と思える大好きな曲です! イントロからサックスの間奏、途中のキースのアバウトなハモ(笑)、エンディングのミックのシャウト...etc
ライヴ感のある最高にノリノリの完璧なナンバーですね(^^♪
キースがインタビューの中で「俺達、下手くそだから、綺麗にハモることなんて出来ねえよ」とニヤニヤしながら、自身満々に答えておりました(笑)
このアバウトなハモがストーンズの最大の魅力で、これがライヴ感を生み出しているんでしょうね。
ローリング・ストーンズの1970年代の幕明けの曲であると同時に、自分達のレーベルからの第1弾シングルとしてリリースされ大ヒットしました。
Brown Sugar - The Rolling Stones
黒砂糖?コカイン?
“ブラウン・シュガー”は、素直に訳せば「黒砂糖」。
“シュガー”の隠語で「可愛い女」とか「ヘロイン」というのもあるそうですか、この二つを掛け合わせて訳詞を見た方が意味が通じますよね!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます