♪ テレグラム・サム / T.レックス：1972年

THE SLIDER T．レックス Odeon

 【 Album Data】
リリース：1972年7月21日
チャート：英国4位、米国17位

ギンギラ衣装に化粧
ビートルズのような時代を引っ張るグループのいなくなった1970年代、音楽界も様々なブームが入れ替わり立ち代りやって来るという、主役のいない戦国時代に突入して行きます・・・

ハード・ロックやプログレッシブ・ロックのバンドが台頭する一方、ムーブメントとして、インパクトがあったのが、ギンギラ衣装に化粧をして登場した派手派手な“グラムロック”でした。

【 Single Data 】

リリース：1972年1月21日

チャート：全英1位

見た目で判断しなきゃ駄目よ！
この“グラムロック”の色分けもいい加減なもので、ちょっと派手系の衣装を身にまとっていたりすると『はい、あなた方はＡという場所“グラムロック”に行って下さい』と、まるで宅急便の地区別の種分けでもされるかの如く、いつの間にか、自分のバンドがグラムロックのひとつとして認知されていたというような、かなりアバウトな面がありました。

それもこれも、“グラムロック”そのものが、そのサウンドの共通性でなく、その見た目を重視することから、それも仕方のないことですね！

今日はグラムロックの最も象徴的バンドの大ヒット曲を・・

グラムロックといえば・・・
T.Rexを真っ先に“らしい”バンドとイメージする方が多いと思います！

個人的には、米国でそこそこヒットした「Bang A Gong (Get It On)」より、今日ご紹介する「Telegram Sam」の方が思い入れもあり、自分がT.レックスに興味が惹かれる要因の曲である事は間違いありません。

路線的には「ゲット・イット・オン」の延長線にある曲ですが、どうゆうわけかこの曲の方に大きく反応してしまいました。

日本ではこの曲の方がヒットした様な気がします・・・？

摩訶不思議な固有名詞が複雑に感じさせる！

歌詞の中に不思議な固有名詞が多く登場して来ますが、例えば、「テレグラム・サム」の“テレグラム”は文字通り“電報”の事で、“サム”は音楽会計士のサム・アルダー。　「Get It On」が全英1位になったのをボランに電報で知らせたのが彼だったそうです。　この様な経緯があって、彼のことを“テレグラム・サム”と称したのだと思います。　

また、ボブはマーク・ボランが尊敬するボブ・ディランとのことです。　因みにマーク・ボランという名前は芸名〜”Bolan”というファミリーネームは“Bob Dylan”の真ん中部分をカット、頭とお尻の部分を獲って付けられたそうです。

Telegram Sam - T. Rex

テレグラム・サム / T.レックス

テレグラム・サム、テレグラム・サム

アンタは僕の友達

ゴールデン・ノーズ・スリム、ゴールデン・ノーズ・スリム

アンタが何処にいたか知ってるよ

パープル・パイ・ピート、パープル・パイ・ピート

アンタの唇はまるで稲妻の様で

女の子達のハートを溶かしてしまう

テレグラム・サム

アンタは僕の友達

テレグラム・サム

アンタは最高な奴

ボビーは大丈夫、大丈夫だよボビーは

彼は生まれながらの詩人で、ずば抜けた才能！

ジャングル顔したジェイク、ジャングル顔したジェイク

彼には決してヘマをするなと言った

テレグラム・サム

アンタは僕の友達

テレグラム・サム

アンタは最高な奴

ボビーは大丈夫、大丈夫だよボビーは

彼は生まれながらの詩人で、ずば抜けた才能！

オートマチック・シューズ、オートマチック・シューズ

3Dヴィジョンとカリフォルニア・ブルースを僕にくれた

僕は臆病者、気にしてはいないけど

髪は巻毛で野暮ったいし

テレグラム・サム

アンタは僕の友達

テレグラム・サム

テレグラム・サム

アンタは最高な奴

僕は狼の様に遠吠する