Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ 血まみれの日曜日 / ジョン・レノン:1972年作

2023年03月10日 09時54分54秒 | John Lennon


今日ご紹介する曲のタイトルは、そのものズバリ「血まみれの日曜日 Sunday Bloody Sunday」です!

「血の日曜日事件」の前に既に作られていた「The Luck Of The Irish」は、ほのぼのとした雰囲気が感じられる曲調でしたが、この「Sunday Bloody Sunday」は、出だしから軍隊の行進のようなリズムで、明らかに事件前に作られた「The Luck Of The Irish」との違いが伝わって来ます。
サビに入る前が「Come Together」のようですね~サビのタイトルを 繰り返すヨーコの調子っぱずれの歌が、何故か緊張感を高めております(笑)

 
 【 Album Data 】
リリース:1972年6月12日(英国)、9月15日(米国)
チャート:英国11位、Billboard48位、オリコン15位



この曲は、1972年にリリースされた『Sometime In New York City』に収録されております。
この時期、ジョンは政治活動家と会ったり、その活動を支援する為のコンサートのステージに立つなど、非常に政治運動家的な行動をヨーコと共にとっていきます。
こういった活動の集大成をスタジオ盤とライヴ盤の2枚にまとめたのがこのアルバムでした。
色々な社会問題を曲にして、ジャケットも新聞の1面のようなデザインにするなど、全体のコンセプトからして、もっと丁寧なアルバム作りをしていれば、ジョンの代表作になってもおかしくなかったのではないかと、いつも残念に思ってます。
ところが、音楽ど素人のヨーコのソロ曲が3曲もあり、ライヴ盤の方でも、16分にも及ぶ“狂気の雄叫び”をするだけの「京子ちゃん心配しないで」が収録されるなど、耐えられませんでしたね(笑)   残念なアルバムです!

勇気のある方はクリックをDon't Worry Kyoko
あまり、ヴォリュームを上げないように!(笑)
バックはカッコいいんだけどなぁ~!

何れにしても、このアルバムの出来不出来は別にして、『ジョンは社会問題等を曲にする』というイメージが固まっていったことは間違いないでしょう。
ただ、個人的には、ジョンは、どんな時もミュージシャンとしての活動を最優先して貰いたかったというのが本音で、大きな声では言えませんが、ヨーコと別居したというニュースを聴いた時など小躍りして喜びました(^^;;


Sunday Bloody Sunday / John Lennon & Yoko
 
血まみれの日曜日 / ジョン・レノン&ヨーコ・オノ
それは血まみれの日曜日だった
その国の人々が射たれたとき
13人の殉教者が叫び
フリー・デリーの空気を満たした
君たちのひとりでも
若者たちが悪かったと言えるだろうか?
兵隊たちが棺桶のふたを釘づけにしたとき
奴らはひとりも血を流してはいなかった!

血まみれの日曜日
その日は血まみれの日曜日だった!

自分は多数派だと言うが
それは嘘なのだ
このアイルランドでは
人は本当は少数派
ストーモントが我々のデモを禁止するなら
彼らにはまだまだ学ぶべきことがある
留置なんかでは解決つかない
彼らの母親を燃やしちまえ!

血まみれの日曜日
その日は血まみれの日曜日だった!

アングロの豚共とスコットランド人は
北部を植民地にしにやってきた
血みどろの英国旗を振って
それが何になるというのだ!
誇り高く自由な国の人々を押えつけ
よくも身代金を要求などできるものだ
アイルランドはアイルランド人のもの
イギリス人を海を追い返せ!

血まみれの日曜日
その日は血まみれの日曜日だった!

強制収容所では
毎日が血まみれの日曜日
血みどろのイギリス人の手から
フォールス・ロードを永遠に守ろう
イギリスを母国とする連中は全員
イギリスへ帰れ
アイルランドはアイルランド人の手に
ロンドンでもローマでもない!

血まみれの日曜日
その日は血まみれの日曜日だった!



英国兵士が非武装の人たちを銃撃したということで、“兵隊たちが棺桶のふたを釘づけにしたとき 奴らはひとりも血を流してはいなかった”としたんでしょうか、やはり、ジョンは上手いですね!




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