Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ ダメージ・ダン / ニール・ヤング:1972年作

2023年09月25日 10時11分12秒 | 1970年代の洋楽
 【Album Data】
リリース:1972年2月14日
チャート:1位(米国、英国、カナダ)

棄て曲なし、ロック史上に残る名盤です!
大胆にストリングスを入れてドラマチックな盛り上がりを見せる曲、ヤング特有のゆったりとした泥臭いロック・ナンバー、10曲中7曲までが録音されたナッシュビルを象徴するカントリー色溢れる曲...etc

今日は、ニール・ヤングが、1972年にリリースした名盤からの1曲です。
 
今日ご紹介する曲は、そんなインパクト溢れる曲の間にひっそりと収まってる「ダメージ・ダン Needle And The Damage Done」です。
ところが、生ギター1本で歌われる、そのひっそりとした曲がいいんですよね!

この曲、麻薬中毒に陥ってボロボロになってしまったバンド・メンバーでギターのダニー・ウィッテンを心配したニール・ヤングが、生ギター1本で、“ドラッグに溺れる事の虚しさ”を切々と歌い上げております。
伸びのある独特なヤングの高音ヴォイスがとても感動的です!
更にいかにもニール・ヤングらしいロックの「Alabama」「Words (Between The Lines Of Age)」の2曲の間に収録され事で、よりその2曲が引き立ち、この曲自身の持つシンプルな美しさを際立たせています。
“相乗効果”というのはこうゆう事を言うんですね!

さて、ダニー・ウィッテンなんですが、ヤングの願いも虚しく、この『Harvest』がリリースされてから9ヵ月後の1972年11月18日にドラックが原因で亡くなってしまいます。

ダメージ・ダン / ニール・ヤング
僕の地下室のドアをノックしてる君を見つけた
愛してるよ、ベイビー
“もっとくれないかい”
ああ ボロボロになってしまった

街に出て 仲間とはぐれてしまった
また一人注射針のお世話になっている奴を見てしまった
ヤクに溺れて ヤクに溺れて ボロボロになってしまった
人を愛してるからこの歌を歌うんだ
さっぱり理解できない人たちもいるだろうね
ヤクが切れないように血まで売ってしまうんだ

注射針がみんなをボロボロにしてしまうのを見て来た
誰でもひとつ間違うとそうなってしまう
でもジャンキー達はみんな沈み行く夕陽のようだ




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