Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ アイ・キャン・リメンバー / ラズベリーズ:1972年作

2023年04月04日 09時27分11秒 | 1970年代の洋楽


『1粒で2度おいしい』
これはアーモンド・グリコのキャッチコピーです!
自然に美味しさが伝わってくる名コピーですね。
今日は、このキャッチコピー、そのままの曲の紹介です。
導入部分にバラード、間もなくアップテンポになるパターンはよくあること。

今日ご紹介するラズベリーズ「I Can Remenber」は、まさにこのパターンの曲ですが、普通、こうゆう曲の場合、バラード部分は導入部のほんの僅かなものが殆どです。
ところがラズベリーズのこの曲は、バラード部分とアップテンポ部分が、其々、1曲に足る長尺で、独立した曲を2曲合体させた感じがします。
しかも、どちらも、とても程度の高い曲!
そうした良質なものを2曲としてクレジットせず、1曲でクレジットするという贅沢さ!
この贅沢さも、「稀代のメロディメーカーのエリック・カルメンがいたから」と言ってしまえば、それに違いないんですがね(笑)

 
名曲揃い!
この曲は、彼らのデビュー・アルバムに収録される曲なんですが、名曲揃いという印象のアルバムです。
活動期間が短い彼らでしたが、バンド・サウンドの完成度の高い2枚目、最近になって再評価されるようになったパワーポップを体現出来る3枚目と4枚目・・・
このように素晴らしい作品を残しているラズベリーズですが、あと数年もすると、こうゆう優れたバンドが、一部のファンを除いて忘れられて行く・・・残念でなりません!

アイ・キャン・リメンバー / ラズベリーズ
思い出す、夏空と君の瞳
そして9月、僕は初めて実感した
僕は君に
僕の分身であって欲しいと望んでいることを
そして長い間自らを閉じていた僕の愛を
ついに解放されたのだということを

思い出す、秋空と別れ
深く傷つき、僕は死のうかと思った
でも変化の兆しが見えれば見えるほど
事態は変わらないものなんだ
そして孤独な人間は
日が経つほどますます孤独になって行く

出会ったあの日以来
君を手放してはいけないとわかってた
僕を捕まえていておくれ、わかるだろう
君を忘れられないんだ
ああ思い出す、真夏の空
君の瞳には愛が輝いていた

春になれば太陽が輝き
氷も解けるだろう
僕の心は暖まらない
この記憶がある限り
そして僕は、僕は思い出す、泣いていたあの頃
君がサヨナラを言ってから

君かこう言った時、僕は死にそうだった
“もうあなたを失望させるわけにはいかないわ
だからお別れした方がいいと思うの”
いったい、いったい何のためなんだ?
君と彼が一緒だと思うたびに
僕は泣き崩れてしまう

そして僕は、僕は思い出す、泣いていたあの頃
君がサヨナラを言ってから

僕は思い出す

そして僕は、僕は思い出す、夏の空
君の瞳には愛が輝いていた
そして僕は、僕は思い出す、泣いていたあの頃
君がサヨナラを言ってから






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