Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ ザッツ・ホワイ / マイケル・ラーンズ・トゥ・ロック:1995年作

2023年10月04日 15時53分13秒 | 1990年代の洋楽
日本人の音楽の感性
以前、ポール・マッカートニーのアルバムから、シングル・カットされた曲が日本ではあり得ない予想外な選曲で驚いた事がありました。
その曲が至ってシンプルなロックンロールだっただけに、“ロックンロールの国”であるアメリカ人の音楽の感性は「日本人とは随分違うんだなあ」と実感、そしてその時、日本人の音楽の感性は米国より欧州のそれに近いのではないかと感じました。
という事で、今日は北欧の国のヒット曲をご紹介させて頂きます。

北欧といえばスウェーデン出身のグループのABBA「Final Countdown」Europeの成功が思い浮かびます。
ともに日本でも人気があるグループで、ジャンルこそ違えど、両者共、美しいメロディを持ち合わせているという共通点がありました。
今日ご紹介するのは、同じ北欧でもデンマーク出身のグループ“Michael Learns To Rock”、彼らは、1988年に、地元の“デンマーク・ロック・グランプリ”で優勝し、1991年にデビュー・アルバム『Michael Learns To Rock』をリリース、デンマークで5週連続1位を獲得します。
デビュー後、順調にセールスを伸ばし、北欧諸国は勿論ですが、台湾、シンガポールなどのアジア圏での人気が抜群に高いそうです。

グループ名が、非常に変わってますが、デビューの切っ掛けとなった1988年の“デンマーク・ロック・グランプリ”の際、グループ名を決めなくてはならなくなり、とっさに、マイケル・ジャクソンにちなんだ名前にしたというような事をメンバーのひとりがインタビューで応えています。

【 Single Data 】
リリース:1995年12月6日
チャート:デンマーク1位、スイス22位、フランス32位

何故か懐かしい感じ
今日ご紹介する曲は、1995年発表の3枚目のアルバム『Played On Pepper』からシングル・リリースされた「That's Why ( You Go Away )」です。
この時期、僕にとっては“洋楽・冬の時代”で、この曲が日本で、どのくらいヒットしたか、あるいは、洋楽ファンにこのグループが、どのくらい認知されているのか、詳しいことは判りませんが、どうも、日本ではイマイチの知名度でしかないようですね!

初めて聴いたにも関わらず、何故か懐かしい感じがするこの曲、ソフトで美しい曲が好きな方なら間違いなく気に入ると思います


ザッツ・ホワイ / マイケル・ラーンズ・トゥ・ロック
君は瞳に映る悲しみを、僕に打ち明けてくれない
まださよならは言いたくないんだ
愛は僕が忘れようとしている巨大な幻想
でも、心には何かが残ったまま

始めたのは君だった、だから終わりにするのも君だね
今、どうしたらいいのか判らないでいるよ
君の言葉を一つ残らず忘れてくれと言う
だけど、心の中には何かが残ってる

君のキスの仕方は忘れない
この激しい想いは簡単には消えない
でも君が恋しがってるのは僕じゃない
だから僕から離れていくんだね

どんなに努力しても、絶対に満足してくれなかった
そして君は、別れたいと言い出した
愛は僕が忘れようとしている巨大な幻想
でも、心には何かが残ったまま

君のキスの仕方は忘れない
この激しい想いは簡単には消えない
でも君が恋しがってるのは僕じゃない
だから僕から離れていくんだね

どこなのかさえ判らない場所に独りきり
どっちへ行ったらいいのか途方に暮れてる
もう二人の間で交わす言葉も少ない
君を満足させることは残ってな




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