Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ ボート・オン・ザ・リバー / スティクス:1979年作

2023年02月28日 09時02分22秒 | 1970年代の洋楽


【 Single Data 】

リリース:
1980年3月16日
チャート:
スイス1位、オーストリア2位、ドイツ5位


メイン・ヴォーカリスト

1962年、ビートルズを売り出すにあたって、プロデューサーのジョージ・マーティンは、誰をメイン・ヴォーカルに据えるかで頭を悩ませたそうです・・・
マーティンの出した結論は、“一人のヴォーカリストとバックバンド”という従来の形に拘らない、“彼ら4人の魅力を売り物にする!”ということでした。
それだけ4人全員が魅力的だったんでしょうね!

ビートルズは珍しい形態?
他のロックあるいはロックンロールのバンドを考えてみて下さい~
殆んどのバンドには、メイン・ヴォーカルと言われる人が存在しています。
勿論、CSN&Yビージーズなど、全員リード・ヴォーカルをとるグループはありますが、両グループ共にロックあるいはロックンロールのバンドとは言えない存在です。

ジョン・レノンポール・マッカートニーという2枚看板が対等に渡り合って、更にジョージ・ハリスンリンゴ・スターが彩りを添えるビートルズは、ロックンロール・バンドとして非常に珍しいバンドであった事がよく分かります。

今日は、2人のメイン・ヴォーカルを擁するアメリカン・プログレッシブ・ロック・バンドの曲を・・・


【 Album Data 】
リリース:1979年10月19日
チャート:米国2位

今日ご紹介するバンドは、デニス・デ・ヤングトミー・ショウという2人のヴォーカリストが、競うようにそれぞれ個性的な楽曲を書き上げ、ヴォーカルを分け合っている"Styx"です。
更に彼らが強力なのは、ジェイムス・ヤングという、いかにもアメリカン・ロック野郎という感じのヴォーカリストも存在・・・
この3人が三者三様の曲を持ち寄り、それぞれがヴォーカルを受け持つという、幅広いサウンドを聴かせてくれました。

今日ご紹介する曲は、ギタリストのトミー・ショウの作品で、アコーディオンが優雅に流れ、マンドリンが美しいアコースティック・ナンバー「Boat On The River」~この曲は、彼らの大ヒットアルバム『Conerstone』に収録され、シングルカットもされました。
トミー・ショウの作品は、劇的な展開の「Crystal Ball」や、ノリのいいロック・ナンバーの「Blue Collar Man」、今回のようなアコースティックな曲と多種多様です。

哀愁を帯びたアコーディオンとマンドリンがマッチした素晴しい出来の「Boat On The River」、そのサウンドが何となくヨーロッパを連想させるのか、スイス、オーストリア、ドイツといった欧州3国でヒットしました。

Boat On The River - Styx

ボート・オン・ザ・リバー / スティクス
川を下って僕をボートのところまで連れて行って下さい
どうしても、僕は川を下って行かねばならないんです
川を下って僕をボートのところまで連れて行って下さい
もうこれ以上泣きません

川の流れを見つめていると、
時は動かないままじっとしています
川の流れは緩くなり
やさしく僕に寄り添うんです
洪水で僕のボートは流されてしまいました
もうこれ以上泣きません

本当に、川幅は広いんです
川は僕の生活そのもの、まるで砂の上の波のよう
すべての道は静かなる川の源流に通じ
そこは僕の苦悩が消えてしまう場所なんです

川を下って僕をボートのところまで連れて行って下さい
もうこれ以上泣きません

本当に、川は深いんです
川は僕の生活そのもの
まるで砂の上の波のようです
すべての道は静かなる川の源流に通じ
そこは僕の苦悩が消えてしまう場所なんです

川を下って僕をボートのところまで連れて行って下さい
僕は川を下って行かねばならないんです
あなたと一緒に行かせてください
川を下って僕をボートのところまで連れて行って下さい
そうすればこれ以上泣きません
そうすればこれ以上泣きません
そうすればこれ以上泣きません


【 All Japan Pop 】1980年4月20日付
01.ボディ・ランゲージ / ザ・ドゥーリーズ
02.ラジオ・スターの悲劇 / ザ・バグルズ
03.愛という名の欲望 / クイーン
04.ボート・オン・ザ・リヴァー / スティクス
05.ギミー・ギミー・ギミー / ABBA
06.お願いだから / リンダ・ロンシュタット
07.愛しのキッズ / プリテンダーズ
08.ベイビー・トークス・ダーティー / ザ・ナック
09.マジック / ディック・セント・ニクラウス
10.涙に染めて / カーラ・ボノフ
11.ガラスのニューヨーク / ビリー・ジョエル
12.エスケイプ / ルパート・ホルムズ
13.ディザイアー / アンディ・ギブ
14.言いだせなくて / イーグルス
15.カム・バック / J.ガイルズ・バンド
16.ハイ・ライフ / アラベスク
17.ハリウッド・ティーズ / Girl
18.悲しみTOO MUCH / エリック・カルメン
19.孤独のメッセージ / ポリス
20.弱虫トミー / ケニー・ロジャース





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