今日ご紹介する曲は、
“冤罪”をテーマに書かれたものです。
今から約100年前のアメリカで、実際に起きた出来事です・・・
1920年4月15日に起きたアメリカのマサチューセッツ州の強盗殺人事件の容疑者として、翌月の5月5日にイタリア移民のニコラ・サッコ(製靴)とバルトロメオ・バンゼッティ(魚行商人)が逮捕されました。(サッコ・バンゼッティ事件)
この事件の裁判、彼らを有罪とするだけの物的証拠が乏しく、裁判を維持する為に検事が偽の目撃者を雇ったという証言もあるなど、非常にアンフェアな状況だったようです。
この事件は、1970年にタイトルを『死刑台のメロディ』として映画化されております。
あらすじを読んでいただくと、逮捕された二人が、いかに理不尽な扱いを受けて、死刑台に送られて行ったかよく分かります。
あらすじ
この無実と思われる二人を死刑にしてしまった「サッコ・バンゼッティ事件」は、アメリカにおける冤罪事件の最悪な汚点として、今なお、語り継がれています。
今日ご紹介する曲は、二人が死刑台に連れて行かれる映画の最後の場面でバックに流れているジョーン・バエズ Joan Baezの「勝利への讃歌 Here's To You」です。
たった4行の歌詞を繰り返し歌い、途中から大合唱が始まるという単純な曲構成、それが、却って聴く者の心に響きますね!
Here's To You - Joan Baez
勝利への讃歌 / ジョーン・バエズ
二コラとバートに捧げよう
永遠に、胸の中に生き続ける
最期の、その瞬間は二人だけのもの
苦悩さえも、君たちの勝利だ!
コステロの「She」はガラケーの時の着メロにしていました。何度聞いても良い曲です。
有り難うございました。
ジョーン・バエズのこの曲は、ちょっと胸に詰まる思いがします。
映画を観たことがありますが、無実の罪でありながら、毅然とした態度で死刑台に向かって行く姿が忘れられません。
因みに今のスマホの目覚ましに使ってる曲はかなり変わった曲で、その内、プログでも登場します。