ありふれたものでない、永遠に残る・・・
意味のあるクリスマス・ソングを作りたい!
今日はジョン・レノンが、反戦の祈りを込めて作り上げたクリスマス・ソングの紹介です。
WAR IS OVER, IF YOU WANT IT
今日ご紹介するのは、クリスマス・ソングであり、反戦歌としても有名なジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった) Happy Xmas(War Is Over)」です。
リリースされたのは、今から50年以上前の1971年のことで、アルバム『イマジン』を発表した直後のことで、この時期、ジョンの曲の中でも平和を願うメッセージ色の強いナンバーが相次いで発表されました。
ベトナム戦争の終結を願って作られ、
「戦争は終わる 君が望むなら」
非常に判り易く、インパクトのある見事なキャッチフレーズ!
えっ?もう出るの!
日本でリリースされたのは、「Imagine」がリリースされてから、丁度1ヶ月目にあたります。ジョンの新曲という紹介でラジオから流れて来たこの曲を聴いた時、「わあ~もう新曲が出た!」と凄く嬉しかったことをよく覚えてます。
平和の祈りが込められたこの2曲は、「Imagine」が1971年11月10日(日本)、「Happy Xmas(War Is Over)」が同年12月10日(日本)という短いインターバルでリリースされました。
あれから半世紀経っても頻繁に流れて来る、これから先、100年経っても同じように流れて来るでしょう・・・
永遠に歌い継がれて行くであろうこういった曲を立て続けにリリースしてしまう辺りが、ジョン・レノンの底知れぬところなんでしょうね!
Happy X.mas(War Is Over) - John Lennon & Yoko Ono
この2つの名曲は相反してしまうのだ!
さて、冒頭に書いてあるように、ジョンはこの曲を“永遠に残る、意味のあるクリスマス・ソング”ということで作り上げました。
一方、「Imagine」では、領土も宗教もなく、それに伴う紛争もない平和な世界を想像しました。
しかし、この紛争もない平和な世界が実現すると、「Happy Xmas(War Is Over)」が永遠のものでなくなってしまう! (^^;;
あくまでも、このジョンのクリスマス・ソングは、紛争が残っている世界を前提に書かれたものだから・・・
こうゆうのを“重箱の隅を突っつく”というんでしょうな! \( ˆoˆ )/
何れにしても、静かな中にも強烈なメッセージ性を帯びた名曲を約1ヶ月の間に連発させたジョン・レノン、やはりカリスマ性という面で他を寄せ付けないものを持った人であることを感じさせられますね
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます