The Original Soundtrack / 10cc
【 Album Data 】
リリース:1975年3月11日、チャート:英国4位、米国15位
ユーモアとウィット
"10cc"といえば“ユーモアとウィットに富んだ”という言葉が付いて回り、良質で展開が激しく変化するポップな曲には、“まるで10ccのように”とか“10ccを思わせる”という称号がつきます。
特に評論家や同業のミュージシャンから評価されることが多く、英国の国民的バンドのクイーンも10㏄から多くの影響を受けております。
今日はクイーンの代表曲「ボヘミアン・ラプソディ」にインスピレーションを与えたと思われる10㏄の「パリの一夜」という曲をご紹介させて頂きます。
コンパクト化したミニ・オペレッタ
ロック・オペラ“パリの一夜”は、パリの一夜の情事を25分で描いた作品でした。 しかし、「あまりに退屈だから、もっと短くした方がいい」という提案から、このような8分39秒のミニ・オペレッタに落ち着くことになりました。 “美しいコーラス”があるというもののLP片面以上の時間を1曲に費やされたら、明らかに退屈であり、この時間くらいが限界点のような気がします~コンパクト化は大成功のようですね!
この曲、彼らの最高傑作と云われる事が多いアルバム『オリジナル・サウンドトラック』の第1曲目に収録されています。
UNE NUIT A PARIS (One Night In Paris) - 10CC
もしもコンパクト化せずに長尺のままリリースされていたら、アルバムの評価も違ったものになっていたのでは・・・?
因みにこのアルバム、既存の映画などのためのものでない、あくまでも架空の映画のサウンドトラックとして製作、いかにも10㏄らしい捻くれた設定ですよね!(笑)
それにしても、この曲に登場する色々なパターンのコーラスを聴くと、クイーンに多大な影響を及ぼしたといわれるのは頷けます ♬
その内、アップすると思いますが、展開が激しい曲=10㏄らしい曲=まるでクイーンの様 こんな曲も数多く存在します。」
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