農業政策への造詣が深く、視点がにているので、記事には共感することが多かった。
定期的に農業関連の記事を書かれる方は、どこかでつながりがあり、たいていは存じ上げているが、一ノ口さん、どのようなお方か杳として存じ上げない。
御活躍の場は、専ら新潮社の「Foresight」。
私の著書も昨年の9月号で一ノ口さんの評論に載せていただいたことがある。
最近の評論は2010年2月号
「オランダにみる新しい農業のあり方」
なかなかのジャーナリスト。
ペンネームかも。
その『Foresight』
4月号を持って休刊。
残念なことだ。
夏にはWeb版で再スタートだというから期待したい。
この雑誌、
国内のロジックよりも普遍的なロジックを追求しようとしている。
産業発展を考える視覚を持った、イノベーティブな内容が多い。
人知を生かす社会システムの構築が必要だが、社会問題解決にはイノベーティブであることが重要だ。
産業振興は、グローバル対応でなければならないことをよく踏まえているし、同時にそれが政治経済学であることも射程に入っている。地政学的にも、中国が関心の的にならなければならないことも知っている。
なかなか良い視覚を持った雑誌だ。
またいい書き手を集めていた。。
こうした書き手は、私の周辺にもずいぶんとみられるようになったが、WEDGEを含め、書く場も増えてきているだけに、Foresigtが休刊になると聞いて残念に思っていた。
書き手と言えば、、これまた存じ上げないのだが、漁業では井田徹治さんというジャーナリスト、グローバル食品産業では高村悟さんというジャーナリストがForesightではお書きになっている。
山下一仁(農政)や梶山恵司(林業)も、時折書いていた。
しかし、この雑誌、毎号保存していたのだが、確かに場所をとる。
WEBになるのは良いこと。
今後も良い記事を期待したい。
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