今日の一貫

フレンチ ボートン

仙台フレンチレストラン「ボートン」。ワインを飲みに行く。仙台ではなかなかなもの。昔、偶然入ったとき、シェフは石巻の人と挨拶に見えられた。フランスで何年かの修行をしていたといっていた記憶がある。今回はいらっしゃらなかったのだろうか?
このレストラン、味はいい。白身の魚複数をミンチ?に、クリームソースが良い。派手さはないが東北人語のみの濃厚なもの。思いっきりゆでた野菜を付け合わせる。前菜も良い。
ただ、当方の目的は ワインのついでに食事をというパターン。食事は良いのだが、いいワインがない。
目的が違ってしまったのが良くなかったのだが、希望は、ヨーロッパにある様な飲み屋、居酒屋あるいは定食屋だったのだ。「ボートン」ならと期待してしまったのが申し訳なかった。
やはりフレンチは難しいのかもしれない。客層は、20代のカップル。そうでなければ「マキシム」や「フォンテンブロー」(仙台ホテル)のように「改ま」ったしまうのか。
「改まった」フレンチの「あずまや」(立町)が昨年の9月忽然と姿を消していたのは参った。
カジュアルフレンチとなれば、年代は若くなってしまうのだろう。そうなると最近の創作系の出現もライバルとして驚異だ。経営は難しいのかも。
仙台にも、ワインのうまい店がなくはないのだが、そこには、食事がない。食事があるところはワインや酒の飲み方に無頓着?と、なかなかうまくいかない。
おじさんおばさん達は「西洋飲み屋」が欲しいのだ。「西洋の飲み屋」というとすぐパブやショットバーがあるというが、そうではないのだ。
昔、金がない頃、ヨーロッパをさまよい、パリのうらぶれた食堂で、パンで腹一杯にしながらワインを飲んでいた頃が懐かしくなるのだ。待合室でビールやカンパリー、あるいはシェリー酒を飲みながら待つのが懐かしいのだ。待合室がないのはあきらめるとして、また儲かるかどうかはわからないが、そんな空間が欲しい。
そんな期待をしてしまった、ボートンには悪かったか。
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