この研究会既に第17回になります。
この11月10日には、福岡市で、「担い手作りと産地づくりへのJAの推進力」という研究会を開催します。
「個別経営コンサルにまで入り込んだ営農指導のあり方と、地域ブランド形成のあり方」、を研修します。
八女茶園などの「JAふくおか八女」の視察も入っています。
代表はI教授。
農協にはこのほか「協同組合学会」というのがあり、全国農協中央会の職員も結構所属していますが、このほど、K教授が中心となって新たに「農業協同組合研究会」という研究会を2月に設立しました。
K教授とは東大農政学講座出身で、JA研究会のI教授の先輩に当たります。I教授は、K教授が執筆主幹をやっており、余丁町散人が良く引き合いに出す「農業協同組合新聞」にも登場します。後輩がやってる研究会ではなく、なぜ、あえて「農協研究会」なるものを立ち上げたのか、ある意味驚きでしたが、気になるところです。
本人に聞いたことはないのですが、おそらく、I教授が代表をしている研究会では、いろいろな意味で満足できなかったから、としか考えようがありません。
満足できなかったのは何かと思い、準備会を含めた活動内容を見てみますと、確かに違いは明確でした。
「経済事業活動のあり方」を論じてるのはまだしも、「農協批判の」とか「市場主義強める…」など、思想や農政課題が多そうです。
思想・政策や政治を語る研究会が欲しかったのか、とも思うのですが、ただ、中身を見ますと、会員の平均年齢は正確なところは分からないのですが、優に60歳は超えているのではないかと思います。少なくても発起人の年齢はそうですし、K教授は80歳になんなんとする方です。
農水省と肩を並べ、政治を動かしていた古き良き時代の農協が懐かしい人たちが多いといっても過言ではなく、どうやら昔の研究スタイルの族学者が多そうです。
研究会の報告者も、農協の実務者の報告はまだしも、コメの先物に関する参考人として農水省審議会に出てきて、「先物なんて考えてみたこともないので、メリットがあるかと聞かれても、悪いものは悪いとしか言えない」と公言して委員を唖然とさせた農協組合長など、農協のボスや、どちらかといえば、「農協は批判されている」、「弱者だ」、「攻撃には反論しなければ」、との考えにシンパシーを持つ方々が多いようです。そうしたはけ口として研究会を立ち上げたのではないかと思います。
確かに、ビジネスや実務に関して研究するI教授の研究会とは違いそうです。
ま、研究会を立ち上げ、それなりの主張をしていくのは、悪いことではないので、「そうですか」としかいいようがないのですが、、、どうもね。
これから国民に期待される研究会にしていって欲しいと思うのですが、、、
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ikkann

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