今日の一貫

経財諮問会議 調査会 中間報告各紙の書きぶり

本日の新聞は、経財諮問会議専門委員会の中間報告(第一次報告)で持ちきり。

EPAに関してはともかく、農業の抜本的構造改革の必要性を訴えている。
反発も同時に乗せていた。
記事によれば、
①読売、日経は好意的。反発や反論に関する叙述はない。
②朝日は、政府与党内で検討している最中の改革のつまみ食い、農家に誤解を与えかねない、との反発を書いている。
③産経の反論記事はユニーク。食糧自給率が低下する、農業産出額が低下するなど農水省抵抗しているが、これはまた反論されており、(説得力がない?)という内容。
④毎日は、3兆6千億の生産額の減少、交渉事に手の内を見せるようでは困る、WTOに悪影響、と農水省は批判的としてるが、その農水省は提言を参考に取り入れられるものは取り入れる、と(どっちつかずの?あるいはクールな?)農水省の姿勢を記事にしている。
⑤やはり批判記事は農協の機関誌日本農業新聞の独壇場。「現実離れした改革案」、「自民党は慎重姿勢」、「農家の反発必至」、「とうてい評価できない」、などと情緒的記事でうまっている。
これは明日も続くのではないか。そのうち特集記事もでてくるかも。そうしないと農民に伝わらないだろうから。
その際のスタンスは、おそらく、松岡大臣は味方、農水省や自民党も味方、悪いのは、市場原理主義者(どこにいるのか分からないが)や、経済財政諮問会議、といったスタンスで書くのではないだろうか?
もしこれがあたりならゲンナリだが。
優秀な記者が多い日本農業新聞、是非気の利いた批判記事を書いて欲しいもの。

この報告書「おわりに」の部分がなかなか読ませるのだが。これへの反論記事をどう書くか、みてみたいのですが、、、是非、「おわりに」をロジカルに批判してみてください。

コメント一覧

kumasyu
眼から鱗
05月01日 :「農政改革の課題は」での
「農業の発展にとって何が障碍になってるのか?
農地付きサラリーマンの農地囲い込みか、
あるいは企業者能力を持った経営者の参入障壁か?」
との見解に「眼から鱗」の思いがしました。

その後で、
今回の経財諮問会議専門委員会第一次報告の
「おわりに」を読んだからなのか、
「新しい経営安定対策」では足りない「農業改革」の
必要性を感じることが出来ました。

EPA・農業ワーキンググループのメンバーのなかで
あの文章に落ち着いた経緯など、
そこに名を連ねていればこそ知りえた話を
お聞かせいただけないかと期待しています。
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