高齢者の雪下ろし作業時の事故が多い。
昔もこんなに事故があったのだろうか?
その一方で、大学生や高校生が学校へ休まず通うという現実もある。
地域として考えると何かがおかしい。
地域のしきたりがなくなったのをひしひしと感じる。
雪害。これは災害である。ただ、毎年くる災害で、地震や火事といった災害と比べて日常性が高い。日常性などというと少々変だが、台風や日照り被害などと同じように、かなり高い確率でやってくる。
このような災害に対し、地方自治体や自衛隊といったところが、その程度に応じ対応しているが、小規模の場合には、なかなか対応してくれない。しかしその代わり、昭和の30年代ぐらいまでは地域で、それなりの互助性があったように思う。
災害ではないが、田植えや稲刈り、はたまた村のお祭りの際には、その集落に所属している小学生は、公然?と休みを取っていたと記憶している。
子供も、地域の一員として、様々な地域行事に参加していた。
それが大人は職場共同体に、また子供は学校にと、それぞれ分断され、地域には、ただ根に返るだけのマイホームが造られていった。それはそれで居心地の医者会を作ったのだが、それに連れ、災害への対応策として重要だった互助組織はなくなった。
子供も大人も地域の人ではなくなった。
老人が、雪下ろししても、子供は学校へ行かなければ、先生にしかられる。
こんな時、休んで、手伝おうよと呼びかける何かが欲しいように思うのだが。
そんな地域コーディネーターの育成はどの様に期待すればいいのだろうか?
去年このブログで、遠野市宮守村の事を紹介したが参考になるかもしれない。
また河北新報で特集している、丸森が参考になるかもしれない。
私ももう少し考えてみようと思う。
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