1)理由→水産物流通が、輸入物や養殖物、さらには食品卸の参入によって変化しなければならないにもかかわらず、変化し得ないから、、ではないか?。
・卸売市場制度が、多数の零細生産者と多数の零細小売店をつなぐ中間流通において、公正で効率的な流通の確保を目的とされている。
・水産物の場合には、水揚の仕分け・分別配送機能を効率的・効果的に発揮させるため、産地と消費地の2段階の卸売市場を経由する仕組みとなっている。商品開発は、産地荷受け
2)6つの流通機能の存在と分断
6段階、6機能の分配取り分、①生産者、②卸売業者、③産地買受・産地仲買業者、④卸売業者、⑤仲卸業者、⑥小売店舗・食材卸売問屋
生産サイド(5割)(①生産者受取価格24.7%、②産地卸売経費1.0%、③産地出荷経費24.2%)、
仲流通 (1割)(④卸売り経費3.0%、⑤仲卸経費8.6%)
小売 (4割)(⑥小売経費38.5%)
(平成20年度水産の動向 171国会提供)
3)個別に指摘されてる理由
・制度に規定され、かつその制度化で定着した流通システムに安住し、変化に機敏に対応できないためにおきている現象。
・競争による品質低下や商品内容の単調化と劣化、→ 価格競争に一元化
「売れ残り廃棄物」の増大。
・量販店バイヤーの魚を見抜く力(目利き力)の衰え
・中間流通業者の担当者の経験不足からくる情報提供能力の低下等、
・中間流通業者のノウハウが個人に帰属し組織に共有し得ない状況
・付加価値販売努力の水産物流通全体での後退
・結果としてトータルの売上・利益の減少につながっているのでは?
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