今日の一貫

改正食品リサイクル法の効果と麦の民間流通による農商工連携

このところ夏休みで、ブログ三昧をしている。
結構、農業関連ニュースが多いので驚いている。
日本の農業まだまだ大丈夫の感がしてくる。

昨日は、ヤフーと、日経オンラインが農業ネタを報じている。
これ制度との関連で言えば、食品リサイクル法と食糧法、農商工連携法の話し。


ます、ヤフーは、ヨーカ堂、イオン、ユニー、東急ストアの農業参入の紹介。
これ流通業界でははやりのようなのだが、、そこには理由がある。。

たとえば、お会いし話を伺ったヨーカ堂の竹田利明食品事業部長さん、、農場の話を伺いに行ったのだが、、逆に食品リサイクルの話が中心で、そのサイクルを完成させるために農業へ進出、、という説明。

ヤフーの記事もそれを裏付ける。
ユニーは、「愛知県内5店から排出された野菜くずや魚の内蔵をリサイクルした堆肥化」、、
イオンは、「食品廃棄物を加工した液状の飼料で育てた豚肉」、
東急ストアは、「遊休地を借りた直営農場と契約農家に肥料を提供」するといったもの。

つまり食品関連業界が農業への参入を目指すのは、全て食品リサイクル法対応のため、、。

確かに、竹田さんも言っていた様に、この記事全て,改正食品リサイクル法(食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律)がらみ
食品「リサイクル率が従来の20%から45%に引き上げられた」ため。
ただ、ヤフーの記事は、そのため、、をあまり強調したくないようだ。
私もあまり強調したくないがどうやら事実のようだ。

もう一つは、NBオンライン。
「地方再生物語、自主流通小麦世にはばかる」。
内容は、北海道・幕別町の農業生産法人、北海道ホープランドの小麦を三重県の「おやつカンパニー」が買って製品化するというもの。
播種前契約だろう。

これ「農商工連携」だ。
これからどんどん契約数量を増やすというから期待が持てる。

ところで、来年産米の播種米契約入札が19日からはじまった(第1回)。
北海道小麦、「春よ恋」が㌧88572円をつけた。
これまで4-5万円の価格だったから、ニーズが出てきたのだろう、立派なもの。

小麦に関しては、政府売り渡し価格が、10月にも値上がりしそうだ。
うどんやパスタ、パンが高くなる可能性も、。
20%値上げが予測されている。
07年は、1.3%、10%と値上げし、この4月30%の値上げだから、
10月にさらに20%上がるとなると、ほぼ、「春よ恋」レベルになるのか?

ただ、この記事、制度改正によって、活性化した、、、
としているが、、北海道ホープランドの麦は品目横断の対象にしているのではないのか?
とすると、差額が補填されているはずで、三重の「おやつカンパニー」は、官制(JA)ルートを通じているのではないか?記事だとそのルートを通してないように読め、完全に自主的な麦流通とよめるのだが、、。
別に交付金が欲しくなければ、どの様に流通させてもかまわないのだが、おそらく、「自主流通」ではないのではないか?
もしこれが播種米契約の民間流通なら、これいわゆる自主流通ではない。

しかし、農家がやる気を出して、それが報われれば、こんな事はどうでも良いのだ、。



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