今さらだけど再発見。
ラジオってえーなー。
毎週月曜正午から始まるABCの「上沼恵美子のこころ晴天」を心待ちにしている私は、週1の3時間の放送では物足りなくなり、ラジコのタイムフリー機能で聞き逃しをチェックし始め、気がついたらYouTubeで数年前の放送まで聴くぐらいの「マニア」になってしまっていた今日この頃。
こないだ読んだ「明るい夜にでかけて」(本屋大賞)は、深夜ラジオのハガキ職人と呼ばれる今どき珍しい人種の若者たちの話で、実際の番組名がいろいろ出てくる中に、オールナイトニッポンの岡村さんや、アルコ&ピース、爆笑問題らがある。
中でもアルコ&ピースという漫才師が担当していた1年間くらいの放送は伝説化されているとあったので、読み終えてからYouTubeで聴いてみたりして。
アルコ&ピースのブログにその本を読み終えての感想が書かれていて、スラムダンクの話が出ていた!
↓↓
ラジオをまったく聞いてない読者はどう思うのか分からないのですが、
聞いていた者としては、実際のアルピーannが、その1年後に最終回を迎えるのを知っているわけで…。
ラジオデススターとの死闘に
全てを出し尽くした
アルピーannは
続く3年目
ウソのように
最終回を迎えたーー
スラムダンクのさっきのページに当てはめるなら、まさにこんな感じです。
無名のチーム・湘北が、奇跡的に絶対王者・山王に勝ったけど、
その後はボロクソに負けて、彼らの夏はあっけなく終わった・・
というスラムダンクの最終回の感じと、
アルピーannのその後辿る終末が、妙にダブったんですよねぇ・・、なーんか。
(アルピーannは最後のレーティングまで民法単独首位をたたき出していたけども)
その“リアルのほう”の真実を知ってて読んでるから、リスナーの人は、私も含め、ちょっと最後切なくなったんじゃないでしょうか。ほんと、伝説の番組だったんだなぁと、しみじみ思ってしまいました。
話を戻すと、上沼さんのラジオの醍醐味は、私ら世代に異様に共感出来るところなのだ。
オバちゃんの日頃の不満や欲望を、占い師やカウンセラーのように見事に引き出し、笑いに昇華してくれる。
上沼さんはテレビより絶対ラジオ。
オールナイトニッポンより絶対こころ晴天。
ダウンタウン松本がM1グランプリの審査員に上沼さんをよく指名するのも納得。まっちゃんやっぱりわかってる!
スマホは老眼進むしロクなもんじゃないけど、ラジオとしては優秀だわ。
老後もヒマ潰そ。
めっちゃ笑った回↓
上沼さんが何かに取り憑かれたのか声が出なくなった時の話