ハニカム薔薇ノ神殿

西南戦争の現地記者の歴史漫画を描いてます。歴史、美術史、ゲーム、特撮、同人誌の話他

結婚しないとダメ?の「大きなお世話ビジネス」の真相

2019年12月01日 | 雑記
先日、結婚相談所の広告手がけました。
結婚したい、周りは皆結婚していくのに
自分は頑張ってるのにという話。

広告自体は特に問題もなく
良いかんじ出来たと思ってますが。


でもな
業者が「これが幸せの絶対条件」
みたいな路線でやるのは
やっていい所と、気をつけた方がいい所があると思っているのですよ。

特に冠婚葬祭とか…人生に関わる業界はね。
「人生会議」荒れましたよね。


以前、倉科遼先生から送られてきたシナリオ読んでいて
主人公の美容外科医、榊が
ブスで悩む女性に「そのままでいいじゃないか」って言ってトラブルにって内容がありました。

いやはや~、人の心と言いますのは一筋縄でいかないものです。
そのままじゃダメだから相談しに来たんであって…
理想は全員一致していないんだな。
皆、自分の価値観に従って生きている。

本人の悩みと、「あたかも正論」って別なものだもの。

本来は人の選択など全て自由だと思うんですよ。
あるのは
妙な「常識的かつ平均的理想」かね。
人は幸せの為にこうあれ、みたいな。
全てマイノリティ叩きの原因はこれですよ。
そういうのはそろそろ止めてもいいと思う。

安易すぎる啓発活動は
誰のものなんだろう。


要するに「結婚は幸せである」
かどうかは、絶対じゃない。
各家庭、本人ら個人の問題であって
幸せな人もいようが不幸な人もいよう。
さらに言えば、好きで一緒になった人もいれば「なんとなく」から「しないといけないと思った」まで色々ある。

そういう、いろんなもの含めて人生なんでは。
違うのか。
「幸せの絶対基準」を満たさないと幸せでないなんて

おかしいですぞ。


私は広告においての
「こうしないとダメ」から焦らせての営業って嫌いです。


焦らせって、あれ一種の全体主義ですよ。
違う。
自分はこれだと思ってそれを得ないと
自分の価値観に従ってないと
「同じでなきゃ不安」のプレッシャーを回避するだけの生き方になっちゃいますよ。

そういうものを蔓延させた世の中は
多少繁栄しても、社会不安のもとを次々繰り出すだけだと思います。

確かに、啓発したり
サービスを受けて「良くなる」メリットをうたうのはわかるけど。
「それではダメ」言いすぎるのあんまり好きじゃない。
押し売りやん。



そんな不安ばらまくよりは
自分の幸せに
「自分的絶対」をもって
自信と共に生きようと
自分の価値観でこれを選ぶんだよと

その方が良くないですかね。


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