ハニカム薔薇ノ神殿

西南戦争の現地記者の歴史漫画を描いてます。歴史、美術史、ゲーム、特撮、同人誌の話他

ゴジラ-1.0観てきました!

2023年11月06日 | 特撮
11月なのに26度以上という異常な暑さな中
阪神タイガースも日本一を決め
なぜか推しのSHAZNAがTV出演!(テレ東60祭ミュージックフェス)
仮面ライダー555まで動き出している!
(更に来年はネオロマもアニバ年)
なかなか忙しいオタクですが;



とりあえず、観ましたよ。
山崎監督の「ゴジラ-1.0」

庵野秀明監督「シン・ゴジラ」が出た時
とある漫画家さんがノリでつまらないという感想を書いたら
炎上して粛清されるということがありまして
私も慌てて記事消しました…
いや、怒りに我を忘れたオタクは恐ろしいのですよ。

さて今回は
「戦争直後の日本」という
ゴジラ+時代物です。
なんか新しい…?
まあ、ゴジラ自体がもう最初の制作されてから「日本史」を刻みつつありますが。

主演が神木隆之介、ヒロインが浜辺美波
朝ドラ「らんまん」の2人ではないですか!!


この映画…
いちいち「シン・ゴジラ」と比べるのも何なのですが
私はこっちの方が好みでした。
「ああ、観たかったのはこれだよな!」
というか。
人によって好みはそれぞれかも?

「シンゴジ」が「きたー!」なら
「ゴジマイ」は「でたー!」です。


怪獣映画、パニック映画でありながら
きちんとしたヒューマンドラマです。
戦争のトラウマ、孤児、女性
学者に整備士…

庵野さんの描くような
大都会で頑張って働く官僚や政治家さんらは確かに偉いかっこいいかもしれませんが…フェミ権化のようなエリート女性って、自分とは遠い世界だし。
復興期に弱くても、どうすればいいのかわからない中で
必死に生きる人ら、子供、
人間ドラマの視点が違うので単純な比較はできませんけど
この地を這う目線、良いです。
(松本清張とか東野圭吾とか好きなので)

ヒューマンドラマと言っても
そんな家族愛のようなものをゴリ押しされるものでもなく
「恋人よ、俺は戦いに行くけど」というような男様ヒーロー物でもない。
戦士の男がか弱い女子供を守る、ではなくて
む、むしろヒロインの方が守ってくれている…!
男とか女とか関係ないし。

時代ものでありながら、切り口は新しいです。
だからとにかく見やすい。構図も全く疲れない!上手い!
そして、あちこちに名台詞。
米ソ関係など「あり得る」シチュエーション。

昔「1作目の恐ろしさはモノクロの恐ろしさだった」とか
言ってたことあるのですけど
初めてカラー作品の「ゴジラ」で1作目並に戦慄、しました。
モノクロの恐ろしさではなく
「日本人にしか描き得ない」ものを描いていたから、なのかもしれない。

「ガルパン最終章」の水島監督と山崎貴監督
同世代なのですが
良い!わかる!!
そしてやはり主演の2人は最高です、としか言いようがない…

ゴジラ映画ってまだまだ時代と共に進化しそうで楽しみでもあります。

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