姫路から加古川へポタサイ続編からの続きです。
御着から更に旧西国街道を走ります。
街道は緩く曲りくねった道で昔ながらの民家が数多くありました。
別所地区の小林池と大池過ぎに六騎塚があります。
JR曽根駅から一旦旧西国街道を離れて、国道25号線へと南に走りました。
ここは県道718号線と交わる曽根交差点。
更に曽根交差点を南下し、総合市場へ左折すると曽根天満宮(高砂市)です。
参道には道標が立っています。「左 石宝でん(石の宝殿) 右 ひ免ぢ(姫路) 道」。 「當社そね松」
裏には「當社曽根松」 そんな曽根松が気になりますね。
参道の本門(随身門)をくぐると曽根天満宮の拝殿、正面の向かって右側の建屋が長くなっています。
境内の東南側に霊松殿があります。
霊松殿には菅原道真が手植えしたとされる松があります。
覗いてみましたが、扉に金網が張られ暗くて良く見えませんでした。
金網の小さな隙間からカメラレンズを当てて撮影。
これぞが曽根の松と称され、枯死した松の幹がここに保存されています。
霊松殿の東側には更に幹が突き出ています。
絵馬堂
拝殿の大注連縄。
左から拝殿、幣殿、本殿。天満宮にはやっぱり梅が似合います。
心池に架かる石橋。
竜山から切り出された石製。
道標に従い石の宝殿へ走ります。
ここは明姫幹線(国道25号)の竜山交差点。 目の前には切立つた竜山が見えますね。
竜山交差点から道幅の狭い県道392号線へ進みます。
少し坂道になったと思ったら・・
もう生石(おうしこ)神社(石の宝殿)です。可なり上らないといけないと思ってましたが直ぐでした。
ただ鳥居からの急坂はナイスでした。
上り切った所に表参道から続く激坂階段がありました。(中段の県道392号を挟んで更に下の県道393号へと階段が続いています)。
階段脇に道標があります。
拝殿
拝殿の右側に霊岩が鎮座しています。
参拝してから中に入ると日本三奇と言われる石の宝殿が祀られています。
山肌の岩石を角柱状にくり抜き、底部には水が張られ浮いているように見えるので「浮石」の別名があります。
デカくて(6メートル四角、5百トン越え)全容が写せません。
裏側の下手から見上げると
裾がえぐられていて上を見上げると更に出っ張りがあります。
一説には裏側が上だったような「生石神社略記」がある謎めいた巨石です。
空を見上げると周り三方は岩山だと分かります。
外へ出ると宝殿に向かって左には山上公園登口があります。
右側にも登口があるので、ここから登って行きました。
地肌が直接削られて階段になっています。
拝殿の屋根と石の宝殿が上から見れます。
恐る恐る覗きこみます。種子が飛んで芽生えた草木が年月を感じさせられます。
更に岩山の地肌を削った階段を上ると頂上です。
頂上から振り向くと切り立つた竜山が見えます。大昔から石材の豊富な文化が栄えたようですね。
更に山頂奥へと平らな岩場が続いています。
奥へと歩きます。
そこから眺める景色が素晴らしかったです。
引き返します、天気が良くて山頂もポカポカでした。
石の宝殿は昔、2神が天津神の命を受け出雲の国からやってきて造ろうとしたが、戦乱で中断して未完成のままらしい。1200年以上前に造られたのは確かなようです。
拝殿の右側に4つの分社があります。
帰りは県道393号へ下ります。
県道393号は表参道になっていて途中に鳥居あります。
見上げると車が走っている所が県道392号で更に上へと階段が続いています。
ここはJR宝殿駅前にある道標です。
宝殿駅からまた旧西国街道で加古川駅まで走りました。
完
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