北陸を旅すると、湧水を大切にしていることを目にする。
環境省選定「名水百選」では、富山・石川・福井の3県で10ケ所が選ばれている。
アルプスの山々の恵みなのでしょう。
この地方の婚礼儀式に「合わせ水」というのがあるという。
両家の持参した水を一つの素焼きの器に同時に注ぎ、その水を花嫁が飲み干し、器は媒酌人夫人が円満を願いつつ地面に打ち付けて割るという慣わし。
「一生水」とも呼ばれ、慣わしが残っている地域もあるという。
自然の水に感謝しながら生活をする、このことは大事なことですね。
環境省は「豊かな湧水維持」に、新年度から本格的に取り組む方針を出しました。
先人から受け継がれた「湧水」は、わが家の地域にもたくさんあります。
しかし、地図などに整理された記録はされていない。
国が、水保全に一歩前進した行動を起こすことはありがたい。
わが家の山からも自然水が湧き出ています。
国道228号線(通称・江差山道)きじひき高原入り口付近の位置です。
湧水の前を通る旧江差山道は、昭和30年代までは砂利道でした。
湧水前の坂道は、荷馬車の馬もあまりの急勾配に鼻づらを擦るというほどだった。
このことから「ハナコクリの坂」と当時は呼ばれていた。
これが、「ハナコクリの水」と私が名づけた理由です。
昨年春の水質検査では、「飲料水」に適」という結果でした。
水温は一年を通して10度。水量も年中同じ。
美味しさの評価は人それぞれですから、私からは何とも言えません。
この「ハナコクリの水」は、自由にお持ち帰り下さい。
もちろん無料で汲み放題。
但し一つだけお願いがあります。
ゴミだけは絶対に忘れて行かないでほしい。
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