洞爺湖・中島④
日本百景のひとつ 支笏洞爺国立公園「洞爺湖」
円形のカルデラ湖に中島が浮かぶ
この島に 1957年鹿3頭が放された
繁殖旺盛で300~400頭に増え 植物の生態系を乱している
数年前に来た時は ガイドさんを頼み案内していただいた
一人でも快く引き受けてくれ いろいろと教えてもらった
昨年の2回目は 一人で見て回った
今回は3回目になります
今年の訪問は 新聞報道に誘われました
「エゾシカ増加 洞爺湖・中島 野鳥消える」という見出し記事です
ウグイスやコルリ・ツツドリなど
どこにでもいる野鳥が確認できなくなっているという
野鳥が営巣に使う笹が食べ尽くされたことが原因らしい
しかし 島内では野鳥はたくさん飛び交ってました
記事には 環境変化により逆に適応した野鳥も現れていると載っている
地域の昔ながらの生態系を守ることは 容易なことではなさそう
島に下りると 函館山の生態系を守る活動が頭に浮かぶ
昔ながらの動植物を保護するために たくさんのボランティアが活動している
この甲斐あって 函館山の生態系は守られている
環境が少しでも変わると
大きな変化につながることを認識することが大事ですね
中島の散策路 バッタの多いこと多いこと
ポーンと飛び交う光景は 気分がホッとします
昭和の時代 我が家の畑にもたくさんトランボ(殿様バッタ)はいた
しかし今は見かけることがない
化学肥料・除草剤・農薬などなど 何かがトランボに影響を与えたのでしょう
鹿の食欲は旺盛
鹿の繁殖力は想像以上
鹿同士の生存競争も熾烈
やさしい動物というイメージの鹿ですが・・・
草を食べ尽くしたら・・・
ご心配無用
樹木の皮を食べます と言っているよう
鹿の好物の木を 食害から守ることは大変そう