田舎都会からの便り

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海の男・木直(きなおし)

2016年09月03日 03時53分09秒 | その他

海の男木直(きなおし)

函館市南茅部地区・南茅部漁協木直支所 古部漁港 朝6時

晴天の漁港は 自然絵画館

ひと仕事終え 漁港に戻って来た

出迎えも楽チン時代

携帯電話が待ち時間なしの情報源

無風だと接岸は容易

強風だと操舵技術が物を言う

接岸と同時に荷降ろし開始

船酔いする人は 無理な職業に映ります

鮮度を保つため 海水に入れ活きたまま運んできた魚

選別台で大きさや種別仕分け

魚はブリ

漁師さんは力仕事ばかりでなく 小技の仕事も手早い

大きい優れものは 別格扱い

漁獲量は多いが 仕分け作業は短時間で終える

鮮度を落とさないためのスピード作業です

行雲流水     天候頼みの漁師さん

カモメは漁船の到着を知っているらしい

人間だって携帯電話を利用して知っている

でもカモメは経費をかけずに情報を把握するから すごい

 

早朝の漁師町では 海を眺める高齢者に出合うことが多い

海を眺め 波の状態を確かめ 持ち船出漁の可否を判断するのでしょう

夕方も同じ光景を目にします

海や空を眺め 翌朝の天候を判断するらしい

高齢者のお話では 天候判断は「まかせなさい」自信ありあり

天候のよい日の漁港や海は 自然絵画館のように美しく映えます

午前6時 海の男たちは戻ってきます

波の穏やかな早朝は 魚を獲る作業がしやすいのでしょう

今年の北海道は 台風異変です

接近通過や上陸の回数が すでに6回

北海道は台風に無縁と思えるほど少ないはずなのに・・・・・

 

漁師さんが海に出られないことは生活に影響を及ぼします

「昔ほど魚が獲れなくなった」「漁獲量が制限されてる」などなど深刻な声も耳にします

秋の収獲期は 天候良く まずは出漁が多くなってほしい

 

大都会で活魚の価格は そこそこ高価です

しかし漁師さんの手元に入る金額は 思いのほか少ないように感じます

このブリ一匹の買い取り価格を聞いた私はでした

 

漁師さんは天候災難が背中合わせ 命がけの職業です

芥川隆行さんの演歌ナレーション 「兄弟船」

俺と兄貴の兄弟船は 海の男の親父のかたみ どんな荒波来ようとも 力合わせて越えて行く シバレル海に今日もまた 綱を引く手に雪が舞う


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