田舎都会からの便り

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「ヤッホー便り」2025年3月号①(3月1日から3月15日)

2025年03月07日 00時15分14秒 | きじひき高原・匠の森の話

「ヤッホー便り2025年3月号①(3月1日から3月15日)

虹の仲間の森「ヤッホー便り」総集編

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7日 虹に仲間の「虹の便り2月号」が届きました 表紙の巻頭言・・・知識が広がりました

「車イスで新幹線の旅」ノンフィクション作家・新井恵美子さん(会員)

 8年前 腰骨を損傷したことにより歩行困難となった私は車いす生活になった 息子に車イスを押してもらわなくてはならない 不自由なことである

 旅なんて問題外 夢のまた夢だった とあきらめの日々を送る時 岐阜県立図書館から私に講演依頼が入った 岐阜は原三渓の生地 私が「原三渓物語」を書いたご縁で呼んでいただいたのだ

 飛んで行きたい思いだったが 事情を話してお断りをした しかし岐阜はあきらめなかった 何とか来て欲しいと言って下さる

 あきらめかねて切符だけでも求めようとみどりの窓口に行った時だ 窓口の男性が多目的室というものを教えてくれた

ポチしてご覧下さい 多目的室 

 貧乏性の私は料金が高いのではと思い断ろうとすると「料金は同じです お楽ですよ」とすすめてくれた

 半信半疑のまま岐阜に旅立った 多目的室は素晴らしかった 6畳一間くらいのスペースだが 小じんまりした室の奥には何気なくソファが置いてある そのソファのヒモを引っ張るとベットになるという説明があった 何と寝たきりの人でも旅ができるのだ

 快適な時をすごして アッという間に名古屋に着いた するとどこからともなく美しい女性が現れ 車イスを下ろしてくれた

 さて在来線の場所が分からない ホームにいた駅員さんに聞くと その人は私の車イスを押してくれて 乗換場所まで連れていってくれた 車いすの私 泣いていた

 「日本の福祉 すごい」「私仕合わせ」「日本の福祉は遅れている」と言われていたが 鉄道会社の人々の親切は身にしみた 「車イスはジャマ」という目を浴びながらコソッと遠慮して生きていた 優しい人もいるのだと心ぬくもる旅だった 私達はこれからももっと老いて 役に立たないやっかい者になるだろう それでも周囲のやさしさに甘えながら図々しく生きていこうかと考えている

5日 森のすぐお隣であいさつ

4日

3日

2日

1日


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