田舎都会からの便り

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横座

2018年03月07日 03時50分06秒 | その他

フォト・・・雪に振り回された冬 まもなく終幕だなあ 

田舎都会通信フォト毎日更新中

 

行雲流水   横座

冬になると昭和時代の「横座」を思い出します

一家の主が座る席は ストーブの開閉口の前でした

横座の席は 火加減などの権限もありました

最近は世帯分離が進み 田舎も小家族になりました

このため横座の権限も薄れてしまった感があります

主が威張る時代は 終わりましたね

わが家はペチカなので とっくに横座の権限は消滅してます

少子高齢化は さまざまなことに影響していることを感じます

 

過去記事2007年親父の指定席「横座」           

田舎に住んでいれば、伝統のルールがあります。

最近は生活ルールの様変わりを感じます。

 

わが家にも暗黙のルールがあった。

燃料が薪の時代、ストーブや湯沸しを置く「炉ばた」があった。

薪をくべる(燃やす)ストーブの入り口は、

炉ばたの正面にあり、その席が親父の席だった。

            

その席のことを「横座」と呼び、わが家の一等席でした。

左手が来客者席、右手が家族席。

家族席は、母が一番上座だった。

 

小さい頃は「横座」という意味がよくわからなかった。

「いろりの奥の正面席」「上座」「亭主座」と辞典にある。

 

横座で体を右に45度回した所にちゃぶ台が置かれ、

動かずして食事にありつけることがうらやましかった。

暖房が石油時代になり、

炉ばたのある家は見かけなくなった。

        

田舎の生活ルールのシンボルが時を刻むごとに、

ひとつひとつ消えてゆくことは寂しい。

 

岩手山2016年10月16日

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